２４年最低賃金 ２５％増の時給１２００円要求＝韓国労働界 | 聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】韓国の労働組合の二大全国組織、全国民主労働組合総連盟（民主労総）と韓国労働組合総連盟（韓国労総）は４日、ソウル市内で記者会見を開き、２０２４年の最低賃金を時給１万２０００ウォン（約１２００円）とするよう求めた。今年の最低賃金の時給９６２０ウォンに比べ２４．７％の引き上げとなる。
韓国も物価高によって、物の値段が上がって困っている。そこで、24.7%もの高い最低賃金の引き上げを要求している。ただ、最低賃金を上げたからと言って、働いている人の給料が上がるわけではない。文政権の時代に、最低賃金を大幅に上げた。労働者にとっては、賃金が上がるのは単純に嬉しい。
しかし、大企業なら最低賃金どころか、もっと多くの給料を払っている。最低賃金を上げることで影響を受けるのは、中小零細企業だ。利益が出ているなら給料だって上げるだろう。利益が少ない、もしくはぎりぎりで経営している会社にとっては、賃金の上昇は死活問題だ。
法律によって決まってしまうと、守らないと法律違反になる。そうなれば、人を減らすしかない。新しい人材の募集も少なくなる。結果的に、失業率が上がる。これは、文政権の時代にも指摘され、結果的にそうなっている。
法律で決めたから最低賃金が上がり、みんなが高い給料をもらえるわけではない。日本でも、最低賃金を上げる議論がされているが、これは危険だ。最低賃金は、あくまで最低賃金であって、実際の給与ではない。法律で決めたからと言って、給与がどんどん上がるなら苦労しない。
韓国は、経済的に厳しい。
韓国、半導体不振で直撃弾…大企業の在庫、１年間に３０％増 | Joongang Ilbo | 中央日報
半導体市場が沈滞し、サムスン電子とＳＫハイニックスの在庫資産が過去１年間に１６兆ウォン（約１兆６０００億円）以上も増えた。全体の在庫資産増加分のうち両社が占める比率は半分に近かった。両社を含む国内大企業の在庫資産規模は前年比で３０％ほど増えた。
半導体で儲けていたと言ってもいい韓国は、半導体が売れなくて困っている。だから、日本に助けて欲しくて、韓国の大統領は訪日したわけだ。だから、最低賃金を上げるなんて状況ではない。しかし、国民も物価高で生活が苦しい。どうにもならない状況になりつつある。
韓国の外貨準備高４２６０億ドル 前月比７．８億ドル増加 | 聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行（中央銀行）が５日発表した３月末の外貨準備高は４２６０億７０００万ドル（約５６兆６６００億円）で、前月末に比べ７億８０００万ドル増加した。韓国銀行によると、米ドル安によりドル以外の外貨建て資産のドル換算額が増加したことによるものという。
外貨準備高は昨年１１月末から今年１月まで３カ月連続で増加し、２月に減少したが、再び増加に転じた。
韓国の外貨準備高は２月末現在、世界９番目の規模。１位は中国（３兆１３３２億ドル）、２位は日本（１兆２２６０億ドル）、３位はスイス（８９８２億ドル）だった。
韓国は、外貨準備高も十分にあるのね。それなら、通貨スワップも必要ないですね。この記事もひっかけ問題みたいな内容だ。「韓国銀行によると、米ドル安によりドル以外の外貨建て資産のドル換算額が増加したことによるものという」つまり、ドル以外の外貨建て資産の話で、ドルの話ではない。ウォン安になっているので、韓国はドルを売っている。純粋にドルが必要なんだ。それなのに、ドル以外の資産が増えたので、外貨準備高が増えたと言っている。これは、相当手持ちのドルが減っている証拠でもあるだろう。
