会社設立後は、ネットショップに出店したりして営業活動を行っていました。しかし、ネットショップも儲かりません。とにかく手数料が高い。出店するだけで、出店料がかかり、売り上げに対しても手数料がかかります。それに、配送料も別途かかります。よくあるパターンで、〇〇円以上で、配送料無料というやつですが、基本的にこの金額以上を買う人がほとんどですので、配送料は会社が負担することになります。
続けても、良かったのですが薄利だったので、思い切って閉店して別の方法を考えることにしました。そこで、一旦会社を休止状態にしました。
休止状態で、しばらく残していましたが、会社として継続できるようなサービスなどもなく、そのままダラダラと存続させていました。関係する役所には、休止手続きを行ってましたが、それでも提出しなければいけない「いくつかの書類」の提出などは継続して続きます。実質的な従業員もいないし、営業活動もしていないのですが。
それに、均等割りという、存在するだけで取られる税金は発生します。そんな形で、毎年赤字だけ計上し、その赤字分は個人が会社に貸し付けるという形で会社の借金は増えていきます。
それから、代表取締役として会社の登記情報に住所、氏名が登記がされていると、引越しをすれだけで住所変更の登記が必要です。登記するだけで、1万円かかります。それから、税務署にも住所が変更したことを届け出る必要もあります。書類送付先が、代表者の住所の場合は、それも変更することも必要です。
とにかく、休止しているだけで負担だけが残るのです。
そこで、遅い決断でしたが、会社を清算することにしたのです。
次からは、清算にかかわる手続きについて、書いていきます。
