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韓国 また尿素水不足か?

韓国「また尿素水大乱がくるか」2年前の悪夢に買い占めの兆し | Joongang Ilbo | 中央日報

中国の尿素輸出通関保留による「尿素水大乱」が長期化するとの懸念が拡散し、買い占めの兆しまで現れている。

京畿道華城(キョンギド・ファソン)で貨物運送業者を運営するパクさんは「10リットルで6000ウォン(約674円)だった尿素水価格がこの数日で2万ウォンに上がった。供給業者と連絡が取れないなど大量確保が難しい状況」と吐露した。

同地域でレミコン車両を運転するキムさんは「取引業者を通じて尿素水を最大限空輸し工場にある1000リットルのタンクを満たしておくことにした」と話した。

 韓国では、2021年に中国からの尿素水輸入を制限された際には、尿素水騒ぎが起こった。韓国では、バスやトラックでの輸送が多いので、そのバス、トラックで使われるディーゼルエンジンには、尿素水が必要。しかし、尿素水の多くを中国からの輸入に頼っていたので、中国から輸入を制限されることで、尿素水が足りなくなる。トラックが動かなくなると、物流が止まることになるので、大きな問題になる。

 そこで、韓国政府はオーストラリアから急遽空輸したりした。突然の買い物であることと空輸なので高価な割に少ない量しか確保できず、政府が批判された。そこから尿素水の輸入多角化が叫ばれて、中国からの輸入量は、2022年には、前年の71%から67%まで低下した。

 ところが、2023年の中国からの輸入量は、90%台にまで戻っていた。これは、ベトナム、オーストラリアの価格に比べて安いからだ。

ディーゼル車に、なぜ尿素水が必要かというのは、以下のサイトに詳しく書かれている。

バスに必須の尿素水が足りない!? 尿素SCRシステムとは - バス総合情報誌「バスマガジン」公式WEBサイト

尿素水が何に使われるのかというと、ざっくりとディーゼルエンジンから出る窒素酸化物を分解するためだ。よってガソリンエンジン車には不要なので、ハイブリッド車を含めてガソリン車が多い日本の乗用車にはほとんど無関係のものと言える。
 その尿素水の原材料はアンモニアである。原理は比較的簡単で、アンモニアで窒素酸化物に含まれる一酸化窒素と二酸化窒素を無害な窒素と水に還元する。

 窒素酸化物を分解するために必要ということだ。

ところがアンモニアは人体に有害なのでそのまま使用するのは非常に危険で取り扱いが厄介だ。
 そこでアンモニアから人体に無害な尿素を作り出して、尿素水をタンクに積みこみ高温の排気中に噴射することによりアンモニアガスと二酸化炭素に分解させ、発生したアンモニアガスで前述の窒素酸化物を還元しようとするシステムが確立した。このシステムは一般的に尿素SCRといい、日本が開発した技術である。

 アンモニアは有毒で、そのアンモニアを用いて、窒素酸化物を還元するシステムを開発したのは、日本だ。こういう技術を開発するのは、本当に日本は得意だ。

その尿素水は高品位なものでなければならず、日本では石油プラントの近傍で作られていることが多い。理由は天然ガスや石炭、オフガス(石油を精製する過程で出る多くは燃やしてしまう副産物)を利用してアンモニアを製造するためである

 尿素水もなんでもいいということではなく、高品位でなければならないので、石油プラントで作られると。

前述のようにアンモニア尿素を作り出すことは技術的には難しくはない。石油プラントがあれば原材料のオフガスやオイルコークスは簡単に手に入る。食糧自給にも欠かせない重要な肥料原料としてのアンモニアを安定供給するために日本ではコストが高くても国内生産できるプラントがいくつかある。
 それでもアンモニアは若干の輸入をしているが、輸入量としては韓国の6分の1程度でしかない。

 日本では、アンモニアの安定供給のために、コストは高いが国内生産しているプラントがいくつかある。コストがかかるからと全て輸入するというのは、日本のように資源を海外に依存している国では、危険だ。

韓国で尿素水が足りない理由は大きく2つある。1つ目は日本よりもはるかに巨大な石油プラントがあるのに尿素をほとんど自国生産していないからだ。これは技術がないからではなく単純に輸入した方が安いからである。しかもそのほとんどを中国に依存している。

 韓国の場合は、尿素水の問題があった2021年から輸入の多角化をして2022年には中国からの輸入を67%まで落ちたが、2023年には、90%台まで戻ったのも、中国製が安いからだ。

 この件で思い出すのが、日本製品不買運動だ。官民上げての不買運動だったが、いつの間にか終わったのか?終わってないのか?もわからない状態だ。これも、数年しか経過していない。

 韓国というか朝鮮半島の場合は、昔から隣の中国から簡単に輸入ができたので、国内で技術が発展しなかった。針も作れないと言われるくらい、国内の技術が発展しなかった。

 簡単に隣から輸入できて、安くて自国の物より高品質であれば、自国生産する意味がない。長年の慣習や考えは、簡単には変わらない。中国や日本から輸入したり、パクればいいのだから、真面目に研究したり開発する意味がない。

 この尿素水の件でも、韓国人の気質が見えてくる。

 今回も、輸入の多角化を叫び出しているのだが、それが簡単にできれば苦労しないだろう。そういえば、日本から半導体の生成に必要な原料の多くを輸入していたが、日韓関係の悪化から自国生産を推進していた。ニュースでは、自国内で生産ができたという記事が定期的に出ていたが、結果的には逆に日本からの輸入が増えていた。

 毎度同じように、輸入の多角化や、自国生産を叫ぶのだが、その時だけで、簡単に輸入できて、安ければ安易な方に流れるのも、韓国人らしい。

 韓国が常温で、超電導体ができたと騒いでいたのも、どうなったのだろう?まあ、最初から信じていないけど。

米NYタイムズ「韓国、黒死病の時より人口減少が深刻」-Chosun online 朝鮮日報

 米ニューヨーク・タイムズ(NYT)のコラムニスト、ロス・ドゥザット氏は2日(現地時間)、「韓国は消滅するのか」という見出しのコラムを掲載した。同氏は「韓国が現在の出生率のままなら、黒死病(Black Death=ペスト)に襲われた中世ヨーロッパ期よりさらに大幅な人口減少を経験することになるだろう。韓国は先進国が抱えている人口減少問題を代表する研究対象だ」と述べた。韓国の少子化問題を世界史上最悪の感染症とされる「中世に流行したペスト」に例えたものだ。

 韓国統計庁が先月発表した「9月の人口動向」によると、7-9月期の合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産む子どもの数)は0.7人で、過去最低を記録した。昨年の韓国の合計特殊出生率は0.78人で、経済協力開発機構OECD)加盟国の中でも最下位圏だ。韓国の1960年から2021年までの合計特殊出生率の減少率は86.4%で、217カ国・地域の中で最も深刻だった。

 ドゥザット氏は「このような水準(合計特殊出生率0.7人)が続く国は、ある世代の200人の人口(100組の夫婦)が次の世代には70人に減るということだ。これは14世紀の黒死病が欧州にもたらした人口減少よりさらに急速なものだ」と書いた。学界では、当時のペストでは、最も多く見積もって欧州の人口の半分が死亡したと推定している。同氏は「(出生率0.7人なら)2世代過ぎると200人だった人口が25人以下に減る。(ホラー作家)スティーブン・キングの小説『ザ・スタンド』に出てくる仮想の『スーパー・インフルエンザ』による人口減少と同じくらいだ」と評した。

 専門家らは「超少子化」の衝撃がまもなく韓国社会全般を襲うと懸念している。事実、来年の小学校新入生(2017年生まれ)は韓国史上初めて40万人を下回るものと推算されている。統計庁によると、2016年に40万6243人だった出生児数は、2017年に35万7771人となり、5万人近く減少した。小学校新入生は2004年は約65万人だったが、この20年間で40%以上も減ることになる。今年、新入生が1人もいなかった小学校は全国で145校に上る。これは前年の114校に比べ27%の増加だ。来年の幼稚園新入生も史上初めて20万人台に下がる見通しだ。

 ソウル大学のウン・ギス教授は2日、「人口が急減すれば、健康保険で高齢者層の治療費を充当することができず、年金改革をしても限界が生じざるを得ない。超少子化は人口問題ではなく、国の消滅がかかっている安保問題だ」と言った。その上で、「『人口安保部』を作り、副首相級が少子化問題を担わなければ、10年以内に『災害級の事態』が起こるだろう」と語った。

 韓国の合計特殊出生率0.7人では、次の世代では、200人(100組の夫婦)が70人に減るということを意味する。200人が70人なので、人口が半分以下になっている。これは、黒死病で人口の半分が亡くなった時代の欧州より、急速な人口減少ということだと。

 黒死病の人口減少より急速というのは、衝撃的だ。少子化というのは、本当に重要な問題だ。人が減れば、結婚する人も減る。結婚する人が減れば、子供も減る。どこかの段階で、多くの子どもを産むように対策しなければいけないが、どの国でも多くの子どもを産む育てるというのは、大変だ。金銭的な負担を軽減すれば、なんとかなるという話でもない。

 だからと言って、移民は凄く危険だ。外国人参政権も危険だ。日本は、なんでここまで甘いのだろう。海外では、外国人の不動産の取得にも制限があったり、収入がなければ国外退去になる国がほとんどだろう。仕事もないのに、滞在できる国なんて日本くらいでは。

 しかも、参政権まで与えようという議論がされている。日本人には厳しく、外国人には甘い。酷い話だ。