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日本の車がガラパゴス?ウソも、いい加減にしろ!

上海モーターショーで「日本車のガラパゴス化」が鮮明に…! この残酷な現実をトヨタはどう受け止めるのか(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

「EVにあらずんば自動車にあらず」

 半導体、パソコン、携帯電話……と世界市場で敗れ去ってきた日本企業だが、いま「最後の牙城」とも言える自動車の分野でも、激震に見舞われている。

4月18日から27日まで上海で開かれている第20回上海モーターショー(上海国際汽車工業展覧会)は、そんな危機感をひしひしと感じさせるイベントとなっている。

 3年に及んだコロナ禍を経て、4年ぶりに開催された上海モーターショーは、13のパビリオンに分かれ、中国内外から1000社以上が参加。計150台以上の「世界初の新車」がお目見えしている。しかも、それらのほとんどがEV(電気自動車)。まさに「EVにあらずんば自動車にあらず」と言ったモーターショーなのだ。

 この手の記事は、毎度のように出てきます。EVでなければ、もうダメだという話です。ただ、なぜEVなのか?を知らないとEVが世界の主流で日本の自動車業界は遅れている。という思考になってしまいます。

 自動車のEV化は、ヨーロッパで進んでいました。EUでは、2035年にEV車しか新車登録できないという法案を通そうとしていました。これも、思惑があり、ハイブリッドカーではトヨタが進んでいて、ヨーロッパの自動車メーカーは、ハイブリッドシステムの開発を止めて、次世代の車としてEV車にシフトしたからです。

 その流れは、レースでも顕著で、バッテリーだけで走る「フォーミュラーE」レースを開催したり、ル・マン24時間レースでは、それまでハイブリッドシステムを搭載したレースカーでアウディ、ポルシェなどが優勝していましたが、その後、撤退しました。

 レース用のハイブリッドシステムは作れても、一般公道を走るハイブリッドシステムは難しいということで、ル・マンに参戦しても、一般車へ技術がフィードバックできないから、参戦しても意味がないということらしいのです。

 EVにシフトすることで、ヨーロッパの各メーカーは先に技術開発を行い、日本車との差をつけて世界市場でも優位に立とうとしたわけです。ここでも、環境というキーワードで「二酸化炭素の排出を減らす」という事を言うわけですが、EVになったと言っても関係ないのです。

 EVになっても、その電気を発電しているのが、火力発電では意味がないのです。ヨーロッパでは、原子力発電を止めていたりしますが、完全に風力、太陽光、水力など二酸化炭素の排出をしない方法での発電をしない限りは、EVになっても二酸化炭素の排出は減りません。そもそも、二酸化炭素地球温暖化の原因という明確な証拠もありませんが。

 二酸化炭素の量が増えたら、温暖化するというのは、単純に火力を増やせば発熱も増えるからでしょう。そこに、因果関係はありますが、二酸化炭素だけが悪者ではありません。これも、原子力発電で技術的に優位なヨーロッパの思惑があり、二酸化炭素を悪者にしているだけ。

 EVだから、二酸化炭素を出しませんというのは、簡単には言えないのです。しかも、更に問題なのは、上海モーターショーでも問題になっているように、EV車で中国のメーカーがシェアを伸ばしていることです。EVで、世界を席捲しようと思っていたヨーロッパの各メーカーは、中国のメーカーの躍進で、逆に中国メーカーに市場を明け渡す未来が見えてしまったのです。しかも、EVにとって重要なパーツのバッテリーまで、中国のメーカーが高いシェアを持っています。

 そうなると、EUの動きは早いです。

【更新】急ブレーキかかった欧州「2035年EV化法案」。日系メーカーの「二正面戦術」は正しかった | Business Insider Japan

残るは3月7日に予定されていた閣僚理事会(EU各国の閣僚から構成される政策調整機関)での承認だけだったが、この会合が土壇場で延期される事態となった。ドイツのフォルカー・ウィッシング運輸・デジタル相が、ここへ来て“ゼロエミッション車にe-fuelのみで走行する内燃機関(ICE)車を含めない限り、法案を支持しない”と表明したためだ。

e-fuelは再エネ由来の水素を用いた合成燃料のことだ。燃焼時には二酸化炭素(CO2)を排出するが、一方で生産の過程でCO2を利用するため、CO2の排出量と吸収量を差し引けば実質ゼロとなる。また既存のガソリン車やディーゼル車にも使えるという特徴がある。一方で、製造効率が悪いため、生産コストが高くつくという問題を抱えている。

このe-fuelの利用を推進しようとしているのが、実はポルシェに代表されるドイツの自動車メーカーだ。e-fuelであれば、既存のガソリン車やディーゼル車の生産ラインを維持できる。そのため、ショルツ連立政権に参加する自由民主党(FDP)は、親ビジネスの立場からe-fuelの利用を重視する。ウィッシング運輸相は、そのFDP出身だ。

 ヨーロッパでは、ディーゼル車も燃費がいい点などで人気だ。全部EVになると、既存のメーカーにとっても、今までの設備や知識、ノウハウが関係なくなってしまう。そこが、新興メーカーとの優位差でもあった。EVになると、重要な部分での優位差がなくなってしまう。ヨーロッパのメーカーも岐路に立っている。

欧州の「EV一辺倒」転換 トヨタ社長「現実的な選択」:「敵は炭素」強調 - ITmedia ビジネスオンライン

 2035年以降ガソリン車の販売を事実上禁止し、バッテリー式EV(BEV)一辺倒の姿勢を示していた欧州連合EU)が一転して、合成燃料「e-fuel」(イーフューエル)を使用した場合など条件付きでガソリン車を容認する方針を打ち出した。独を中心に進んでいた欧州での全面的なEVシフトに「待った」が出た形だ。EUでの動きに対して、トヨタ自動車の佐藤恒治社長は4月7日の記者会見で「現実的な選択」とコメントした。

 トヨタは、全方位戦略と言って、様々な方式での車を開発している。企業にとっては、ラインナップが少ないほうが開発コストも在庫リスクも減るし、生産ラインも限定できるので、メリットが大きい。しかし、車種を絞ってしまうと、それがこけると企業もこけてしまう。

 EVばかりが注目されているが、バッテリーの寿命は10年がいいところだ。年々、充電量が減っていくのは、スマホなどで多くの人が経験している。急速充電できる場所も、まだまだ少ない。家で充電できると言っても、10時間以上はかかってしまう。旅先で、充電できる場所を確保しないと旅にも行けない。急速充電ができても、30分くらいはかかってしまう。人が多い場所ではいいけど、人が少ない場所では充電すら厳しいかも知れない。

 実際の利用シーンを考えても、EVにメリットは感じられない。これが、インフラが十分に整備されていない国だとしたら、どうなるだろう?全部EVにするのが本当にいいのだろうか?企業のメリットだけを考えて、EVを推進するのではなく、これからも車というのを多くの人に使ってもらいたいと考えるとEVだけの選択というのは、理解できない。


「外国人38万8000人ご来訪」という行事、実は4907人だけ…韓国で相次ぐ観光客の水増し(KOREA WAVE) - Yahoo!ニュース

【04月25日 KOREA WAVE】韓国の代表的な祭りで見物客数の水増しが公然の秘密になっている――こんな指摘が相次いでいる。新型コロナウイルス感染が一段落し、旅行熱が復活するなか、誘致競争を有利に進めるためだ。観光業界では2023~24の「韓国訪問の年」を控え、このような不正を正すべきだという声が高まっている。

慶尚南道キョンサンナムド)昌原市(チャンウォンシ)によると、4年ぶりの開催となった韓国最大の桜祭り「2023年鎮海(チネ)軍港祭」(3月25日~4月5日)に約450万人の観光客が訪れた。このうち台湾観光客数は20万人とされた。しかし、韓国観光公社は統計をビッグデータと比較してみた結果、誤りがあると指摘している。

 韓国で450万人の人が訪れるというのは、数字的に無理があるとしか思えない。

 別の記事では、こういう事が書かれている。

【04月04日 KOREA WAVE】韓国を今年2月に訪れた外国人観光客数が50万人に迫った。特にビザ発給、ノービザ入国など入国規制緩和によって訪韓需要が急増している。

韓国観光公社が先月31日発表した韓国観光統計によると、2月の訪韓外来客は47万9248人で、昨年同期(9万9999人)より379.3%増加した。

最も多い訪問客は日本(9万4393人)で、米国(4万6204人)、台湾(4万7970人)、中国(4万5884人)、ベトナム(2万8828人)などが続いた。

 2月に一番多く韓国を訪れた国は、日本で9万4393人になってます。日本と韓国は、近いというのもあって、その数字は理解できるでしょう。台湾は、4万6204人です。2月のデータなので、30日の間に訪れた人数になります。3月の短い期間に20万人の台湾の人が観光に来たというのは、無理があります。

韓国観光データラボの分析では、鎮海軍港祭期間中、同市鎮海区の訪問客全体(外地人+外国人+現地人)数は163万人。祭り訪問客数450万人と2.7倍もの差がある。

台湾からの観光客数20万人も違和感がある。鎮海を訪問する台湾観光客の大部分が台湾~釜山路線を利用するのに、各航空各社の同便は合わせても週6870席しかない。

 水増ししすぎやろ!航空便が週に6870席しかないのに、20万人はどうやって移動したのか?不思議だ。こんな簡単に見破れるウソを平気で発表するのか。コロナ前の2013年のデータでは、訪韓した台湾人は54万人となっている。その半数近い20万人が数日のうちに来るなんて、できるわけがない。

koreawaveの記事はこちら
「外国人38万8000人ご来訪」という行事、実は4907人だけ…韓国で相次ぐ観光客の水増し - KOREA WAVE

では、日本の祭りなどで、どのくらい人が来ているだろうか。

日本の祭りランキング | 現代名数辞典

1 博多祇園山笠 福岡県福岡市 350万
2 青森ねぶた祭 青森県青森市 285万
3 YOSAKOIソーラン祭り 北海道札幌市 206万
4 仙台七夕まつり 宮城県仙台市 206万

 上位4つを見ても、どれも人気な祭りだ。山笠の350万人というのも、多い。しかし、韓国の祭りのほうが450万人なので多いことになる。

 福岡市の人口は、163万人なので、観光客も含めて市の人口の2倍くらいの人が来ることになる。実際には、何日かに分けて行われる。

博多祇園山笠スケジュール(2023年度) - 博多祇園山笠

 最終日の追い山は、朝の4時くらいからやっている。しかも、平日でも関係ないので、ほとんどの人は見れない。

 次の青森ねぶた祭が行われる青森市の人口は、26万人。市の規模を考えると、285万人の人が来るというのは凄い。

 YOSAKOIソーラン祭りの 北海道札幌市の人口は、197万人。市の規模から考えても、206万人は納得できる。

  仙台七夕まつり宮城県仙台市の人口は、109万人。人口の2倍程度だ。

 慶尚南道昌原市の人口は、107万人なので、人口規模からしても、200万人くらいが妥当な数字だろう。韓国観光データラボの分析では、163万人と言っているので、本当の数字は、こちらだろう。なぜ、観光客数ですらウソを言う必要があるのだろうか?

 いや、むしろ観光客数ですら、本当の数字が出てこない国。すべてのデータは、ウソだと思っておいたほうがいいだろう。そんな国に住んでいれば、政府や公共機関が発表する数字すらウソと思うだろう。ましてや、他国の数字や発表なんて信じるわけがない。

2023年 鎮海軍港祭(桜祭り)|韓国旅行「コネスト」

 本当に人気なのか?お気に入りに登録している人が12人しかいないのだが。

 祭りなどが開催されて、観光客が訪れても、その町に多くの人が来ても大丈夫なだけのインフラがないと、そもそも来れないし、泊まれない。鉄道、バス、宿泊施設、駐車場、娯楽施設、飲食施設など、これらが人口が少ない場所では、観光客に対して足りなくなる。そうなると、混雑しすぎて、人は次から来なくなる。

 ウソばかりつくと信用されなくなる。国家ぐるみでウソばかり言うと、全て信用を失う。失った信用は、簡単には戻らない。利益ばかり求めても、見透かされてしまう。

 儒教の教えでは、「仁義礼智信」なんだけど、あの国は、儒教の国とかいうのに、全てないな。