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円安は、韓国にとって直撃弾。今頃になって騒ぎ出す

中央日報で、今更ながらの記事が掲載されていた。

「超円安」、韓国の輸出に直撃弾…景気「上低下高」期待に冷や水 | Joongang Ilbo | 中央日報

「円安時代」が予想以上に長期化し、下半期の国内景気回復を牽引する輸出にもマイナスの影響が及ぶという懸念が強まっている。年内の日本円反騰にベッティングした韓国の個人投資家は損失拡大を心配している状況だ。

27日の東京外国為替市場は1ドル=150円15銭で取引が終わった。昨年10月(1ドル=150円90銭)以来およそ1年ぶりの円安ドル高だ。前日は一時1ドル=150円48銭をつけた。27日、日本円・韓国ウォンの為替レートは100円=903.55ウォン(ハナ銀行)と、前日比0.14ウォンのウォン高円安となった。

円安が続く理由は、米国の緊縮が長期化する中、日本は「低成長脱出」を目標に緩和基調を維持しているからだ。日本の資金が高い収益率を追って米国に流れているということだ。

 円安の理由は、アメリカの利上げによるものだ。これは、円だけではなく世界的にドルに対して、他の通貨は安くなっている。これは、韓国のウォンでも同じ。しかし、韓国の場合は明確な為替介入をして、ウォン安の流れを制限している。

円安は日本と輸出競合度が高い韓国の自動車・鉄鋼などの輸出競争力を落とす要素となる。韓国経済研究院によると、円安ドル高が1%進めば韓国の輸出量は0.2%、輸出金額は0.61%減少するという。

問題はこうした流れが韓国の「上低下高(下半期に景気回復)」期待に冷や水を浴びせるという点だ。韓国銀行(韓銀)によると、今年7-9月期の韓国の経済成長を牽引したのは輸出だった。7-9月期の実質国内総生産(GDP)増加率は0.6%で、うち純輸出(輸出-輸入)の寄与度が0.4%ポイントで最も大きかった。高金利基調のため消費や投資は萎縮すると予想され、10-12月期の成長も結局は輸出にかかっている。関税庁によると、10月1-20日の輸出額暫定値は338億3800万ドルと、前年同期比で4.6%増えた。

しかし日本と輸出品目が重なる韓国企業はすでに「超円安」の直撃弾を受けている。サムスン電機の今年7-9月期の営業利益は1840億ウォン(約202億円)と、前年同期比41%減少した。円安の影響で村田製作所など部品供給会社との価格競争が厳しくなったのが主な原因に挙げられる。

 これは、何回か書いたのだが、日本と輸出品目が被るのは、日本が韓国に技術を教えたり支援したからだ。製鉄も、日本が資金も、技術も支援したのは有名。自動車だって、三菱自が技術を教えた。そういえば、三菱自は中国にも支援していた。

 被るというか、韓国は日本から技術支援とか技術を盗んだものしか輸出できるような製品ができていないという証拠でもある。そして、円安になると製品のクオリティが良い日本製が売れるのは当然のことだろう。

円の反騰に数千億ウォンをベッティングした個人投資家の悩みも深まっている。韓国預託決済院によると、今年に入って今月26日まで個人投資家が最も多く購入した株式(ETF含む)は「iShares米国債20年物日本円ヘッジETF」で、金額は3億4086万ドルにのぼる。日本円で満期20年以上の米長期債に投資できる商品だが、米国債の利回り上昇で同期間に23.32%も下落した。さらにウォン高円安による為替差損まで抱え込むことになった。

ただ、円安をもたらした10年余りの通貨緩和政策の「終了タイミング」が近づいているという分析もある。日本の消費者物価上昇率は目標値の2%を超え、8月まで13カ月連続で3%台となった。

ブルームバーグ通信傘下の専門調査機関マーケッツ・ライブ(MLIV)パルスが主要国の通貨および金融専門家315人を対象に行ったアンケート調査の結果、「日本銀行(日銀)が来年上半期にマイナス金利政策を解除する可能性が高い」という回答が51%で最も多かった。

 円が高くなると予想して、米国債を円で購入した投資家は、アメリカの利上げで価格が下落して損失を抱え込んだ。さらに、ウォンに対しても円が安いために為替差損まで発生する。これは、個人投資家の話なので、そんな人もいるだろうというくらいな話。

 問題なのは、韓国の場合は投資するにしても上限幅一杯まで借金して投資する。借金の返済もあるのに、損失を出したら、どうしようもない。韓国の株式市場でも、外国人は毎日のように売り越しているのに、韓国の個人が買っている。株価が上ればいいだ、韓国に株価を刺激するような良い材料はない。

 韓国は経済状況が悪くて、かなり危険な状態になっている。数年前までは、日本を超えたと騒いでいたのだが、実際には統計データも文政権時代に改竄していたことが判明している。出生率も、1を割る数値。

 数年前には、経済が好調と言っていた国が、1年くらいでそこまで悪くなるものだろうか?それは、元々良くなかったという証拠でもある。日本が引き合いに出されるが、日本は30年もの不景気でも、中国には抜かれたがGDP世界3位という状況は守っている。

 韓国の場合は、なんでそうなったのか?今までの行動が原因になっている。レゴランドの不渡をきっかけに、債権市場が高騰し、会社が債権市場で資金を集めるのが困難になった。それでも、資金を得るには利率を上げるか、銀行から高い利率で借りるしかなかった。

 その債権市場でも、韓国の電力公社が多額の資金を債権市場から得ていた。韓国の電力公社は、政府の公営電力会社なので、電気料金は政府の了解がないと上げれない。原油価格の高騰などで、輸入価格は上がったのだが、韓国政府は電気料金を上げると、国民の反発があることから電気料金をあげれていない。そして、赤字になった韓国電力は、債権を大量に発行して、資金を債権市場から調達した。政府の公社が発行する債権は、政府がバックにいるので、人気があり債権市場の資金の多くが、そちらに流れることになった。

 そして、一般の会社は、債権市場で資金の調達が困難になった。

 韓国の経済的なダメージは、中国の景気回復の遅れもある。韓国は、半導体などをたくさん中国に輸出していた。中国の景気が悪化したことで、経済の多くを輸出に頼っている韓国は、中国に合わせる形で景気が悪化した。中国以外の国に輸出すればいいのだが、多くの輸出品目で日本と被っている韓国は、円安でお買い得になった日本製品には勝てない。輸出大国な韓国は、輸出が不調になれば、どうしようもない。
 
 韓国は、韓国電力が政府からの支援などで赤字でも電気料金を安くしているので、アメリカからダンピングの指摘がされているように、工場で生産する工業製品が安く作れる。それを、世界中に安く売っていたのだが、日本の円安では日本製品には勝てない。

 輸出に頼りすぎる経済。国にも、国民も会社も借金だらけ、他国より秀でているような製品もない。低い出生率。これらの問題を、改善したりせずに嘘のデータで、日本を超えたと言って、ノージャパンなんてやっていた。

 韓国の場合は、こういう状況になっても悪者を探したり、他者のせいにするので、改善などもされないのも大きな特徴。

 アメリカの利率が上がったせいで、韓国の利率も上がり、借金の利率も上がった。アメリカガー。

 中国の景気が回復しないので、中国輸出が増えない。中国ガー。

 日本の円安で、韓国製品が売れない。日本ガー。

 たかだか、1年程度で景気が悪化して、経済破綻するとか言われるほどの韓国経済。その韓国は、日本の30年にも渡る不景気な時代を嘲笑して、終わった国とか言うのだが、その30年でも、腐らず、日本は努力して知恵を出して良い製品、良いサービスを作ってきた。まだまだ、改善しなければいけないことは多い。

 なんでも他人のせいにして、努力もせずに支援を期待する国には、未来はないだろう。あの国を手本としてはいけない。どんな分野であっても。