韓国の刀鍛冶の動画が酷すぎる（残念） - とりあえず移転してみました

　Youtubeを見ていると、関連した動画の中で「強力な鋼の剣を作るプロセス。素晴らしい韓国の刀鍛冶」なんてものがあったので、見てみたが。

　まあ酷い。これで、「素晴らしい韓国の刀鍛冶」なんて言っているので程度が知れる。たまにテレビで、ヨーロッパの方が独自に研究して日本刀を作っている人がいて、日本に来て、技術を学ぶというのがあったりするが、その人達のほうが何倍もいい仕事をしている。

　韓国の場合は、伝統的と言いながら、ほとんどが現代の電気工具を駆使している。韓国人らしいと言えば、それまでなのだが。形は、同じに見えるのだが、工程などが違う。伝統的な工具を使うと時間もかかるし、技術も必要になるので、それなら現代の工具を使おうという発想なのだろう。

　別にそれはそれでいい。「伝統的な」とか「昔から伝わる」とか言うからおかしくなるのだ。伝承されていないから、色々なところでボロが出る。それでも、1人で鞘や柄を作り、柄紐も巻いているので、凄いのだが、残念ながら刀ではない。大型ナイフという区分になるだろう。

　鉄に焼き入れ、焼き戻しをして、刃を付ければナイフか現代包丁と同じ、刀ではない。

　日本刀も韓国が起源なんて言ってますが、見る人が見ればすぐにばれる。それでも、何も知らない人なら騙せるだろう。この動画にも、英語で「nice」などのコメントが書かれている。

　最後のほうで、刀身（？）を足で踏んでいるけど、日本でそれやったら、工房から追い出されて出禁だろう。自分で作ったものに対しても、敬意が感じられない。そんなことをする意味がわからない。酷い。