Gメールでは、フィッシングメールと思われるものは、基本的に迷惑メールフォルダに自動的に入るのだが、今回は通常のトレイに入っていた。それにしても、内容が。
もう最初からダメだ。日本航空と書いていながら送信元アドレスが[ttaisa.com]という知らないドメインになっている。確認するまでもない。
それに、最初は「日本航空」で「JAL会員様」。発行元には、「JAL航空 カスタマーサービスセンター」「Japan Airlines」と書かれていて、全く統一感がない。
JALと書けば最後までJALで統一するだろうし、日本航空と書くならそれで統一する。ただ、日本航空と漢字で書くなら日本航空株式会社と正式名で書くだろう。
正式名称で書く事は少ないし、基本的には「JAL」で統一だろう。発行元に、住所も連絡先も書いていないメールをカスタマーサービスセンターが送ることはない。
どこまでも手抜きなメールだ。
確認するまでもないが、メール送信元を見ると、意味不明なドメイン。送信元の表記は変更できるので「日本航空」と書いているのだが、ここで書くなら「JALカスタマーサービスセンター」だろう。
リンク先で設定されているアドレスも一応確認してみる。
画像で張り付けているので、リンク先に飛ぶことはない。「service.ja1-jp.com」となっていて、「JAL」ではなく「ja1」なのがポイントだ。メールとかでリンク先が書かれているのものは、絶対にクリックしてはいけない。リンクで表記されている文字とリンク先を変えるのは、HTMLの知識がある人なら変更できてしまう。
日本語がおかしいとか、送信先アドレスが一致しないとか、基本的な部分を確認しつつ、一番重要なのはリンクをクリックせずに、自分で検索して正規のHPからログインして登録情報を確認しないといけない。
役所からのお知らせなども、電話やメールでは絶対にこない。自分で電子申請とかしていれば別だが、そういうシステムを利用していないのに、電話やメールで役所は連絡しない。大原則だ。絶対に郵便で来る。還付金の詐欺とかの場合もそうだけど、役所が自分から還付金の話なんてしてこない。自分の金が出ていくことを自分からしない。自分の金というのも変だけど。
補助金とかでもそうだが、対象となっていることも知らせない。大前提として、自分で調べて対象であれば自分で書類を作って申請しないと役所は動かない。自分からアクションと起こさないと、役所は動かないし、申請がきたものは審査するだけというスタンスだ。自分から仕事を増やすような事はしない。
お役所仕事と呼ばれるように、役所というのはそんなもんです。残念ながら。
