とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

よくわからない銃刀法の話

www.newsweekjapan.jp

 アメリカには、たくさんの銃が市場に出回っています。銃による犯罪が増えた時に、銃が更に売れるというのも有名な話です。

 銃乱射事件の後も品切れになるくらい売れるようです。というのも、その時に誰かが銃を持っていれば、犯人を撃つことができるという考えです。

 その考えで行くと全員が持つことになってしまいます。考えも思想も違う人も当然いますし、アメリカでは問題になっているように沢山の異なる人種の人が一緒に住んでいます。

 日本の場合は、銃が少ないから銃による犯罪は少ない。日本は、島国で簡単に銃なども持ち込めない。これが、他国と陸続きだと規制しても、簡単に持ち込めるだろう。

 日本の場合は、銃刀法で銃だけでなく刀も規制されています。これがまた難しい。

 一般的に知られているのは刃渡り6cm以上の刃物を所持してはいけないという部分だと思うのですが、包丁は100均で売っている。しかも、銀座では日本刀を売っているお店がある。

 更に、居合の練習でも日本刀を持ち歩いている人もいる。ただ、これらは美術品として認められて登録されたもので、警察に届け出れば所持もできる。

 銀座で売られている日本刀も美術品として売られているもの。ただ、理由もなく携帯することは当然ダメだ。

 この他にも、スキューバダイビング、登山などで使うナイフなども、その行程の途中で所持していても違法とはならない。お店で、包丁、ナイフを購入して持ち帰る時にも違法にはならない。

 その場合でも、簡単に取り出して抜けないように梱包しておかないとダメ。車の助手席にそのままポンと置くのはNG。

 じゃ、何が規制されているのか?不思議に思うのだが、目的がないのに所持しているのが規制されていて、それが刃渡り6cm以下でも軽犯罪になる。

 ツールナイフなどに2、3cmのナイフが付いている場合があるけど、それも違反となる。アホな…

 ドライバーなどと一緒になっている工具に小型のナイフが付いているものがあるけど、それも携帯していると捕まる恐れがある。それで何ができるのか?と思えるけど、実際に捕まった人を知っている。

 結局、必要がないのに少しでも危険な物は持ち歩くなということなんだろう。アメリカとは、違いすぎる…

 そういえば、グアムに実弾射撃に行った際に、車で送迎してもらったのだが、運転していた人は、30cmくらいのナイフを普通に腰に差していた。グアムもアメリカだから銃社会。ナイフなんか、銃に比べたらなんともないのだろう。

 話は、戻り日本では、匕首と呼ばれる尖った武器は所持も禁止だ。当然、日本刀も所持できない。美術品として登録された物以外は。

 ところが、刃渡り6cm以上でもナイフは所持できる。別に、申請も必要ない。ナイフショップで普通に売っている。オンラインで購入も可能だ。ただ、秋葉原の事件の後にダガーナイフと呼ばれる両刃のナイフは所持も販売も禁止になった。

 殺傷力が高いという理由だ。これも、疑問に思うところだけど、日本の場合は犯行に使われた場合に禁止されるパターンが多い。出刃包丁の方が危ないと思うけどね。

 包丁は、使う人も多いし規制なんかしたら、料理ができない。使う理由があるからだ。ダガーナイフは、使う理由が存在しない。登山や、スキューバダイビングで絶対に必要な理由があれば規制されなかっただろう。

 コロナ対応を見ていても、残念ながら日本の役所は、そんなものだ。

 日本刀とナイフの違いとしては、日本刀は複数の素材で作られているなど戦うための工夫がされている。ただ、日本刀は戦場ではそれほど活躍していない。弓矢、槍、石ころなどが多く使われた。火縄銃が登場する火縄銃が増える。一番、射程も短く扱いに技術も度胸も必要な刀は、それほど重要ではない。

 権威としての象徴という意味が強いのだろう。

 話がまた逸れてしまったのだが、ナイフの場合は硬い素材を材料にして形を整形して研ぐという比較的単純な方法で作られる。焼き入れ、焼き戻しもやるし、最新の素材を使うことも多いので、単純にナイフが日本刀より劣るというのもない。

 それでも、ナイフだと刃渡りの規制はない。所持であって、携帯は先に書いたように何cmでもダメだけど。

 銃刀法という意味では、切れるように刃が入っていない居合刀、模造刀でも持ち歩いたりすると違反になる。同じように、おもちゃの銃もダメだ。アメリカで実際にあった話だと子供がおもちゃの銃を警察官に向けた。それに警官が反応して子供を撃った。アメリカでは、おもちゃかどうかはわからない。銃を向けられたら、反撃しても問題にならない。

 子供だからと言っても、本物の銃のトリガーくらいは引ける力はある。

 日本では、そんなことにはならないだろうけど、銃や刀の形をしたものを路上で見える形で持ち歩くのはNG。居合の練習で、居合刀や真剣を持ち歩く時は、ケースに入れて持ち歩かないといけない。

 銃刀法もそうだけど、日本の法律って曖昧だ。わざと曖昧にしているらしい。細かく規定すると、それ以外は、合法になってしまうので、曖昧にして細かい部分は警官、裁判官の判断ということらしい。税についても、曖昧。

 細かく規定していないので、税務署と会社で経費になるのか?ならないのか?で問題になる。税務署の判断次第で決まることが多いから、担当の人や場所によって差が出てくる。納得いかない場合は、裁判をすることになる。

 日本的といえば日本的なのだが、もう変える時期にきているのではないだろうか?