盗まれた仏像
なにげなくニュースを見ていたら、驚きの内容が・・・
対馬から窃盗団に盗まれた仏像が韓国の大田地裁の決定で、所有権を主張していた韓国の浮石寺に引き渡すことを決めた。
韓国で国が保管していたのだけど、浮石寺の主張が全面的に認められたということだ。
韓国の司法
これまでも何度も???がつく韓国の司法。
今回も????となる内容。「ナッツリターン」とも言われた件でも、不思議に思うのだけど、司法が民意を反映しすぎる。
決定的なのは、親日罪と言われる「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」の内容。
簡単に言うと、反国家的な事をして財産を得た人の財産を没収するという内容。
もっと、簡単に言うと「日本に協力して財産を得た人の財産を奪う」法律。
驚くのが、成立したのが2005年なのだ・・・12年前のこと。
更にびっくりするのが、日露戦争くらいから韓国独立の期間に適用されるらしいのだけど、法の不遡及(ほうのふそきゅう)という原則があって、基本的に法律ができる前の事まで遡って罰することはできない。
当時は、合法でやっていても、後から法律が変わって違法だから罰するってね・・・無茶苦茶。
それが実際に、成立し適用されている国なわけですから、今回の件くらいはお茶の子さいさいなのかも。
仏像は誰のもの???
対馬から盗まれた仏像であれば、韓国で窃盗団から押収した際に日本に返却するのが当然だし、文化財不法輸出入等禁止条約にのっとって返却されるのが当然なのだが。
韓国の浮石寺が「日本の倭寇に盗まれたもの」と主張したため、韓国政府で保管し裁判となっていた。
作られたのは、新羅・高麗時代に作られたものであるのは確からしい。作られたのはね・・・
日本のお寺には、中国で作られた仏像なんてのも多い。作られたのが中国だからって返還要求なんてしてこない。
当たり前だ・・・
今の時代で考えても、ほとんどの製品が「中国製」だ。中国で作られたから返還しろってならないよね。
作られたことと所有権は別ものだ。
では、韓国の場合は「倭寇」に盗まれたと言っている。日本側には、「入手した経緯を証明しろ」と言ってきていた。
日本側の話では、李氏朝鮮時代に仏教弾圧があった際に、持ち込まれたものだと。倭寇と李氏朝鮮という時代は合致する。
倭寇は、日本人の海賊というイメージだけど、後半になると日本人以外が多かったらしい。日本人のふりをして、略奪などを行っていたと。
李氏朝鮮になって、「儒教」を国是として「仏教」は弾圧されていた。これは、韓国ドラマでも度々出てくる。国王が寺に行くなんて出来ない状況だったようだ。
これは、李氏朝鮮が高麗からクーデターという形で政権を奪ったからではないか?と考えている。
だから、高麗が仏教を信仰していたので否定した。
その前に、500年から600年前の事を証明することなんて難しい。
韓国の浮石寺も、盗まれたことを証明なんて出来るわけがない。書類が残ってました!!!なんて言ったら疑ったほうがいい。
綺麗な紙の書類が出てくるだろうから・・・