とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

韓国の受験とか問題になっている部分を歴史で見てみる

韓国は、今は大変な状況になっている。大統領に関わることで、国内は大きく揺れている。そんな中、韓国では恒例とも言える大学受験が行われていた。この日は、警察などが遅れた受験生を送り届ける光景が放送されることも多い。

更に、英語のヒヤリングの時間は、なんと!航空機の飛行も制限されるとか!!!学校や会社も、試験が始まるまでの時間を避けて通勤するとか、とにかく試験のために国家一丸となって対応しているイメージ。

韓国の大学進学率は、70%くらいで日本の48%と比べても高い。しかし、大学卒業をしても就職ができないとか。大学卒業後の就職率は、2014年で56.2%だとか・・・

japanese.joins.com

 

日本は、2015年のデータでは97.3%というデータが出ている。

平成27年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在):文部科学省

韓国では、進学のために朝も早くから深夜まで勉強をして、休みも勉強をしている。大学に行くために苦しい受験勉強をして、70%の確率で大学に行っても、半分くらいしか仕事に就けないとなると、何のための受験勉強かわからん。

日本の場合は、そこまで大学受験と言っても勉強はしないだろうし、4年間勉強だけという人も少ないだろう。それでも、ほぼ100%に近い就職率ってね・・・

 

それぞれの確率を数字で出してみると

受験生が10万人と仮定して就職する人を計算してみる。

韓国 10万人×70% = 7万人 これが大学に進学した人数

日本 10万人×50% = 5万人 大学に進学した人数

 

就職できた人の数は

韓国 7万人×56% = 3.92万人

日本 5万人×97% = 4.85万人

日本の場合は、高校卒業しても就職率は高いので、実際の就職できる人で考えても多くの人が仕事に就けているのがわかる。

韓国の場合は、そもそも会社の数が少ないのも関係しているかも知れない。

日本の場合は、法人としての会社は、170万社存在している。韓国の場合は、中小企業が312万社で大企業が3,125社というデータがあった。

日本の場合は、個人事業主が240万社も存在しているので、合計すると412万社。

会社の数でいえば大きな差がないのかも知れないけど、韓国の場合は財閥と言われる大手企業がほとんどの利益を出していると言われている。

10大財閥が国内利益の4割を出しているらしい。そうなると、大企業の3,125社と言っても利益がほとんど出ていないか、財閥系の企業かも知れない。

biz-journal.jp

 

日本の場合は、トヨタ自動車が1位になるけど、3%くらいの規模。銀行やNTT、NTTドコモ東海旅客鉄道など有名な企業が続いている。

www.ullet.com

 

名前を見てもどれも知っている会社が続いている。日本の場合は、どの会社に入ってもやっていけるというのがデータでもわかる。逆に韓国の場合は、財閥系の会社に入らないとどうにもならないというデータになる。

そこで、財閥系の会社に入るために優秀な大学に入る必要があるので、厳しい受験戦争になるのだろう。ところが、財閥系の会社に就職できたとしても40歳定年説があるらしく、それくらいの年になると退職するらしい・・・外資系の会社みたい。

ところで、話は少し戻ってなぜ試験日に遅れるとかの騒動になるのか?それは、前日に試験会場を知らせる通知が来るらしい。なので、知らない場所に行ったりするので、間違えるとか。では、なぜ前日にならないと知らせられないのか???

まあ、わかりますね・・・不正防止ってことですね。

 

韓国の受験の様子とかも見て思ったのは「科挙」という制度。これは、中国とか韓国というか李氏朝鮮時代に実施されていた制度で、役人登用試験。日本でも、実施されていたらしい・・・教科書に出てきたかな???

これも、ドラマを見ている感じでは酷い・・・なにが酷いって、試験問題を親戚にリークしたり、試験受けるにも「両班(ヤンバン)」と言われる特権階級の人間じゃないと受けれない。両班の子息だけが試験を受け、その試験内容も親戚からリークされ、結果もきっと操作されていたのだろう。

そして、受かったら朝廷の要職に就くことができる。なんか、似てませんか?

ちなみに、韓国ドラマを見る時は「絶対にフィクションが多く含まれている」という観点で見ないと危ない。登場人物がそもそも存在していない人であったり、絶対にありえない状況になる場合があるから。ドラマとしては、おもしろい演出なんだけど、ありえなさすぎる事が多いので、そういう部分を排除して見ないといけない。

例えば・・・王様には、多くの子供がいる。その中で後継者となる男子は、世子と呼ばれる。側室の子でも、正室に男子がいなかったり、正室が亡くなってしまった場合は、側室の子でも跡継ぎに任命される。

ところが、正室を後から迎えたら子供が生まれた・・・なんてパターン。ありますね、日本でも。

ただ、幼いので側室の子供がそのまま王になったら、王の側近が正室の子供の命を狙う。姉は逃げて、弟は殺されてしまう。

その姉はどうなるか・・・なんと、船で逃げたら途中で日本の船に拾われて奴隷として、鉱山で働くことになる。

まあ、ありえない話ですね・・・

このドラマでは、鉱山で働いて生き延び、朝鮮通信使が日本に来た際に何故か合流し、一緒に朝鮮に帰って、義理の叔父である王と対面する・・・という話になる。

こういう話が色々なところにあるので注意が必要。しかし、時代が変わってもドラマが変わっても出てくるような話は本当の場合が多い。

試験での不正とか、身分制度については毎回出てくるので間違いない。基本的には、こういう部分では創作しないのが不思議。

とにかく、韓国ドラマを見る場合は???な部分があるので、気をつけないといけない。

今の試験制度と科挙の制度も似ているし、今の財閥という仕組みと両班による朝廷の支配構造って似ていると思うのです。

結局、その国の思想的なものとか国民性ってそんなに変わらないものかと考えてしまう。日本に関しても、内部から変えることが出来なくて外圧がかからないと変わらないというのも言われている。それは、今も変わらないと思う。

いい所も悪い所も含めて、そういう部分が国民性というものだろうと1人で納得する。

 

このブログもそろそろ、終わりにしようかと考えている。アクセスも少ないブログを時間をかけて書いていても仕方がない。その時間があれば、もっと有効な時間が使い方があるだろうし。

おっと!30分以上経過しているので、立ち上がらないと!