アフガニスタンに残っている日本人と、関係するアフガニスタン人を国外退避のために、自衛隊のC2輸送機とC130輸送機が派遣されました。
しかし、首都カブールは混乱状態で、空港だけはアメリカ軍が抑えている状態のようです。
その状態で、退避する人達は、どうやって空港まで来ることができるのか?最初から、疑問でしたが、やはり、空港まで辿り着けないようです。
さすがに、空港の外まで自衛隊の隊員が、迎えに出ることは危険なので、待つしかないのでしょうが、派遣する段階で、空港まで来れるという情報はあったのだろうか?
アフガニスタンに残る国際機関で働く日本人や日本大使館の現地スタッフらを、隣国パキスタンの首都イスラマバードに運ぶため自衛隊のC2輸送機が日本時間25日夜に現地を発った。カブール空港に到着したが、退避を求める人たちが空港に着いておらず、退避希望者を運び出すことはできなかったことが政府関係者の話でわかった。
そういう状況の中で、アメリカからの発表ではIS国によるテロの危険があるので、空港に近づくなという警告が出ています。
アメリカとイギリスの両政府は25日夜、アフガニスタンのカブール空港が攻撃される恐れがあるため、空港へ接近しないよう自国民に警告した。空港の内外にはまだ数千人が、武装勢力タリバンに掌握されたアフガニスタンから出国しようと集まっている。
米国務省は、空港の複数のゲート付近で入場を待っている人たちに「ただちに離れるよう」警告した。それに先立ち英政府も、「安全な場所へ移動し、追加情報を待って待機する」よう呼びかけていた。
英外務省は、アフガニスタンの治安状況は引き続き流動的で、「テロ攻撃のリスクは継続して高い」と警告している。
米英両政府とも、空港での危険について詳細は明らかにしていない。
テロ攻撃は、誰が行うのだろうか?普通に考えれば、タリバンなのだが。
ジョー・バイデン米大統領は24日の演説で、アフガンにおいて過激派勢力「イスラム国(IS)」の脅威が高まっていることから、避難者の空輸作戦は間もなく終了させる必要があると述べていた。
なんと、ISの名前が出てきています。いや、ISって。もう、ISは、アメリカが作った組織って、バレて写真まで出ていたはずなんだが。
つまり、ISを使って空港周辺でテロ攻撃をさせて、テロ攻撃があったので、仕方なく駐留期間を延長するというストーリーだろうか。
タリバンがテロを行うなら、まだ理解できる。タリバンが、アフガニスタンを掌握しているなら、それは「テロ」ではないはずだが。
しかし、ISが出てくると話は違う。タリバンが掌握したところに、ISが出てくると、タリバンとISの関係がどうなの?となる。
今までの報道では、タリバンとISが協力関係にあるなんて聞いたことがない。協力関係にあったとしても、首都になるカブールにISを容易に入れるなんて考えられない。
この報道は、どうも怪しい。