とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

「脱南」が起きているらしいのだが

 「脱南」という言葉なのだが、「脱北」なら聞いたことがある。単純に考えると、韓国から逃れるということなのだが、話は複雑だ。


 北朝鮮から韓国に逃れてきたり亡命した「脱北者」は、韓国で支援を受けながら生活をしている。ところが、文大統領になってから脱北者に対して世間の見方が変わってきている。文政権は、北朝鮮との融和を目標にしている。目標というか、個人的な願いなのか?北朝鮮から何を言われても何をされてもラブコールを送り続けている。

 そこで、問題になるのが脱北者だったり亡命する人。韓国に亡命してきても、北朝鮮との関係を重視する文政権は、北朝鮮に戻すかどうかで判断を遅らせたり、国内にいる脱北者へに支援や団体への支援を打ち切っている。

 北朝鮮から逃れてきた人は、同じ民族で同じ言葉だから逃げてくる。しかし、実際に生活してみると文化に違いなど感じるし、脱北者としてのレッテルを貼られる。その子供は、北朝鮮で暮らしたことがなくても脱北者の子供も脱北者のレッテルを貼られる。

 祖国を捨てた人間は、また国を裏切るという考えだとか。北朝鮮からのスパイという疑惑も持たれて週に何回か警察が面会にも来る。北朝鮮から逃れて祖国を捨てて、新天地で暮らしても、そこでもスパイ扱いだし、祖国からは反逆者と見られる。

 苦しい状況を変えるために「脱北者」が韓国を離れる「脱南」をする人が増えている。

 この件で見ても、北朝鮮と韓国が将来、休戦から停戦になり融和ができても、その先に待っているのはお互いの断裂しかないだろう。

 そもそも、朝鮮半島高句麗百済新羅伽耶などの国で分割していた時代も長く、常に1つだったわけではない。単純に国同士が、1つになり団結し国の力が増えるというのは難しい。世界中の歴史を見ても、集合、合併、離散、分割というのは常に起きている。民族の違い、宗教の違い、言語の違いなどで、簡単に分断する。

 同じ民族だから一緒になるのが当然というのは、理想でしかない。