「ハンコ」文化は、どうなるのか?
デジタル庁が話題になったり、ハンコをなくしていこうとか、改革の言葉としては話題になっています。デジタル庁については、行政含めて遅れが指摘されています。ちなみに、デジタル政府ランキングなるものでは、日本は14位。韓国は、2位。韓国では、ネットで行政への申請などができるようになっています。
マイナンバーカードを普及させて、それで一気に電子化を進めていこうとしているようですが、かなり怖いです。というのも、マイナンバーカードに、保険証、お薬手帳なども一緒にして、更に運転免許証も、統合できるように考えている。口座も登録することで、今回の支給金なども容易に振り込みができる。
一見するといいこと尽くめ。ただ、このマイナンバーカードの情報が漏洩したり悪用されると全ての情報が知られてしまう。これって、非常に怖い。スマホが高機能になって、Suicaも電子マネーも使えるようになると、全部スマホに入れて財布なくても行ける。なんて事も考えましたが、これも怖い。
スマホ落としたり、壊れたり、バッテリー切れで何もできなくなってしまう。どこかに行っても、連絡も出来ない電車にも乗れない。物も買えない。それを想像した時に、リスク分散という意味でも、スマホ統合案は止めました。
マイナンバーカードへの情報の統合もこれと同じで、利点もあるけど怖い面もある。ドコモ口座への不正入金の件や、ゆうちょのチャージ機能を使った不正も問題になっている。本来は、一番セキュリティが厳しくないといけない金融機関がこの程度。そう考えると、マイナンバーカードもどこまで信用できるか?
そこで、ハンコの廃止について考えてみても、むしろ今まで使っていたのが不思議。ハンコ屋さんですぐに買える出来合いの認印なんて誰でも買えるもの。そのハンコがないと申請とか出来ないというのも変。セキュリティ的にも、どこでも買えるものは意味がない。手彫りで、似たものがない印影のものであれば意味があるけど。
ハンコ文化という意味では、手彫りで同じ印影がないから意味がある事で、ハンコ自体には意味はない。そもそも、沢山押してある承認印なんて、ハンコの意味もないし、承認という意味もなくなっている。
この機会に、変えていくのがいい。韓国は、デジタル政府ランキングは2位だけど、昔からの文化とかは関係なくバサッと変えたんだろう。日本は、場合はなかなかそうも行かない。ハンコ文化というよりも、それに関わっている業界や、団体もあるし街のハンコ屋さんにとっては死活問題だ。
何事にも変革に時間がかかる日本は、ゆっくり変えることで影響が少なくなるように昔からの知恵で考慮されていると思う。急な改革は、やはり血が伴う。ハンコ文化も、残しつつオンライン化も進んで欲しい。
未だに、オレオレ詐欺も減らないし、ドコモ口座の不正入金などオンラインでの詐欺も増えている。ガスなどの点検と偽って強盗に入るという悪質な事件も増えている。安全な国とも言われているけど、体感的には、安全とも言えない事案が増えている。
電話にも、普通に出れない。まずは、留守電にしておくとか。訪ねてきた人がいても、出てはいけないとか。もう、普通な安全な国じゃないよね。