とりあえず移転してみました

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日本も空母を導入?

 昨日は、韓国の空母導入に関して書いたのですが、日本の海上自衛隊の空母導入について考えてみましょう。

 まずは、すでにヘリ空母とも言える護衛艦が存在しています。

ひゅうが型 「ひゅうが」「いせ」 全長197m

・いずも型「いずも」「かが」 全長248m

 今の段階では、ヘリしか搭載できないのでヘリ空母。艦名は、旧海軍の命名規則で日本の旧国名から命名されています。ちなみに、「いせ」については旧海軍で戦艦伊勢というのがあり、大戦後半に艦体後部を改造して半分空母とした変わった戦艦でした。

 そこから、将来的には改造して空母にする気があるのでは?なんて当初から言われていました。ちなみに、戦艦伊勢の全長は、219mで、「ひゅうが型」と近く「いずも型」は戦艦伊勢より大きい。戦艦伊勢は、半分だけ空母ですので、水上機をカタパルトで発艦させ、戻ってきた機体は、水上に降りてクレーンで艦上に戻すという運用を考えていたようです。

 巡洋艦クラスでも、後方にカタパルトを装備して偵察機を数機運用していましたので、それの拡大版という感じですね。

 いずも型は、今後改造してF−35Bを搭載できるように改造するようです。艦載機を搭載するだけなら可能ですが、空母から機体が飛ぶのに必要な装備や重さがどの程度なのか?甲板をジェットエンジンの熱から守る処理などやる事は沢山あります。

 ただ、空母は前回書いたようにお金がかかります。日本の場合は、守るべき海域が広いですが、空母で向かうには時間がかかります。航空機を緊急発進させて、上空で空中給油して目的地に向かう方がいいように思います。

 空母で大量の航空機を一度に展開させる必要があるのか?疑問です。甲板が広いので、色々な任務に使えるので、汎用性は高いのですが空母運用となるとどうでしょうか?

 アメリカ海軍の空母は、蒸気カタパルトと言って映画でも見ますが、航空機を蒸気の力で一気に加速させて短い滑走路で飛べるようにしています。さらに、アングルドデッキという着艦用の甲板を船体に対して少し左斜めに角度をつける事で、発艦と着艦を同時に行う事もできます。着艦で失敗した場合は、そのままフル加速でタッチアンドゴーで飛び立つ必要があるので、左斜めにして前方を空けています。

 いずも型の場合は、甲板は直線ですので、着艦と発艦は同時にできません。

 ロシア製の空母は、スキージャンプ方式で甲板の先を角度をつける事で、短い滑走路で発艦できるようにしています。それでも、アメリカ海軍の蒸気カタパルト方式に比べれば航空機の推力だけですので、滑走距離は長くなります。

 日本の自衛隊の場合も、蒸気カタパルトは無理ですので、先端に角度をつけ、垂直離陸機能があるF−35Bで滑走距離を短くします。それでも、燃料満載で武器もフル装備では飛べませんので、燃料、弾薬を減らして発艦し、上空で空中給油機で給油が必要です。

 そこまでして運用するくらいなら、通常の飛行場からフル装備で航空機を飛ばして、空中給油の方が効率な気がするのですが。外海で空母を展開しても、自衛隊専守防衛です。自ら攻撃する事はできません。やっぱり、空母の運用は自衛隊には向かない気がします。