とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

退職経験者としての経験談 Part5

Part5まで行きましたが、前回までで九州の案件担当として、九州で働きはじめてなんとか案件も増えてくるようになったところまででした。

案件も増えてきて、なんとか1人くらいであれば九州でも居続けることが出来るかな?という状況まで頑張りましたが、自分も九州生まれですが仕事として九州の土地を考えると厳しいものがありました。

まず、地元意識が強い。これは、比較的どこの地方都市でも同じですが、地元出身だからまだ良かったのですが、他の地域の人だと結構なれるまでに大変です。

次に、どの会社も支店とかを出す順番として、関西→中部→北海道or九州という順番になるかと思います。つまり、基本的にある程度の規模の会社の支店は存在している。ということは、競争が厳しいということになります。

案件の規模が小さい。これも、地方都市ならどこでも同じですが、基本的に本社が存在しないと大規模の案件もありませんし、通信関係では本社が決済を行うので、本社が少ないと案件も少なくなってしまいます。

案件は少なく、会社は多く競争が激しい。人間関係を構築するのに時間がかかる・・・仕事としての土地柄は厳しいです。

そんな事も考えながら、現状の厳しさを実感していましたが、ある日会社の別部署の課長クラスの人から呼ばれたのです。

そして、話の内容としては「会社が合併することになった」ということでした!!!

対等な合併ということを強調していましたが、株の比率は10対1。自社が10に対して、相手は1・・・対等やないやん・・・

合併後の名前は???

自社が 日本通信コミュニケーション と仮定して・・・本当にあったら困るけど

合併する会社が、 日本通信ネットワーク とこれも仮定すると・・・

新会社の名前は・・・・・・「日本通信ネットワーク!!!!!」

オイ!コミュニケーション!!どこ行った!!!

 

という状態だったわけです。同じ親会社を持つ子会社同士の合併でしたが、明らかに相手の会社のほうが規模も上で同じような事をしていたので、合併になったのでしょうね。持ち株の100%が親会社が所有していますので、親会社の意向があったのは当然ですし、経営幹部も親会社からの天下りですから。

彼らからすれば、大きな会社と一緒になるので、むしろ喜ばしい状況だったのかも知れません。しかし、会社のために1人で九州で頑張っていた自分は・・・

結局、会社というのはその程度のもので、幹部というのも自分の保身を優先する存在です。そう考えると、一生懸命頑張った反動で辞める意志は固まりました。

 

そういえば、同じように合併後の名前でKDDとDDI、IDOが合併した後の会社名は「KDDI」でしたね・・・IDOはどこに行った!!!

でも、こちらの場合は、DDIが存続会社でKDDIDOは解散となったのですが、ちゃんと「K」の文字は入ってます。

 

上司に辞める意志を伝え、その時も他の課長さんからお誘いを受けたりしましたが、正直気持ちとしては完全に離れていましたので、断りました。

辞めてから何をするとかではなく、もう嫌だったからです。10年近く勤めましたが、待遇が良いと思ったこともありませんでしたし、今回の件でなんの未練もありませんでした。

退職手続きのために、本社に行った際には合併した後でしたので、合併後初の退職手続きです・・・なんて言われてしまいました。

本当は、合併前に辞めたかったのですが、引きとめとか引継ぎとかで合併後になってしまったのです。

会社の合併とかについては、個人ではどうしようも出来ないのですが、請負という形で仕事をしていると「忙しい部署にしかいかない」「毎回新しい技術を覚えないといけない」という状態が続くわけですし、自分で販路を開拓しても合併という形で何もなくなってしまうのです。

自分の意図しないところで、振り回されるのはウンザリだったのです。

同じような経験をする人は、非常に少ないと思いますが、合併、吸収というのはいつでも起こります。それに対して、なにか出来るわけではないのですが、知識として知っておいて情報収集をしておく必要はあります。