批判だけで前に進めるのだろうか?
大阪の吉村知事が、イソジンなどのうがい薬で口の中のコロナウィルスが減少するという検証結果を発表してから、色々と批判もあったようです。
元々、イソジンがウィルスなどに効果があるのは言われていた話で、口の中のウィルスも減少するというのは、ある程度予想できたことでしょう。ただし、インフルエンザウィルスにおいては20分程度で体に取り込まれるということで、風邪にはうがいは効果がないとも言われていました。
新型コロナウィルスについては、口の中で多くウィルスが存在し、増殖することで唾液などに多くウィルスが飛び、会話や飲食の際の飛沫で感染することがわかってきています。
そこで、口の中のウィルスを減らすことにうがいというのが効果があるということで、無症状の人もうがいをすることで、他人への感染を減らせるのではないか?というマスクができない人でも、そういう状況でも改善できる1つの対策として提言されたと考えてます。
エビデンスがしっかりしていないなどの批判が多いわけですが、それでも何かできることがあって検証して効果が見えれば発表するのは正しいことだと思います。
もっと、様々な検証方法や検体数を増やせば、さらに詳しく調べることができるでしょうけど、そこまでやっていると、もっと感染が広がってしまう。今回の検証を発表することで、様々な方法を別の大学や医療機関でも試す可能性も高くなる。
そういう意味では、早く発表することに意義があると思う。帰省についても、国としての方針がないという話もありますが、国から方針が出れば、全員従うのだろうか?あくまでも指針であって、自分で考え判断するしかない。
残念ながら、国も地方自治体も万能ではない。自分で情報を得て、判断して行動するしかない。国からの話も鵜呑みには出来ない。最近の報道などを見ていると、非常に違和感を感じてしまう。