とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

「下町ボブスレーの真実」を見て

ガイアの夜明けで「下町ボブスレーの真実」を見た。見るまでのイメージとしては、下町ボブスレーを使っていたジャマイカチームが輸送トラブルで下町ボブスレーが届かなかったのでBTCのソリをレンタルして使用したら、その後下町ボブスレーを使わなくなったと。
タイムも遅かったので、BTCのソリに変更した。
結局、ピョンチャンではBTCのソリで出場したという結果までは知っていた。

ガイアの夜明けを見る限りでは、色々な経緯があったようだけど、個人的に思う場面がいくつかあった。

まずは、ジャマイカのコーチに就任したサンドラから「ソリに乗ったことないでしょ?その経験が必要」と下町ボブスレーのエンジニアの人が言われていた。
乗ったことないとわからないことも当然ある。しかし、それを言い出したら開発する技術者は全員乗ってないといけなくなる。
レーシングカーの開発でドライバーがエンジニアに「乗ったことないでしょ?まずは、その経験が必要だね」って言い出したらどうなるだろう?

技術的な事はエンジニアが担当して、ドライバーが実際に乗った印象とか改善点を伝えてエンジニアが解決策を検討する。
というのが当たり前の話だと思う。

ドライバーが「乗ったことないでしょ?」って言ってはね・・・

下町ボブスレーに乗った人の感想の多くでは「早くて反応がいい。しかし、ピーキーで難しい」というニュアンスの話をしていた。
これは、ドライバーの乗り方にも関係する話だけど、一般的にはピーキーなマシンよりも安定性の高いほうを好む人が多い。
圧倒的に早ければ違うと思うけど。

そもそも、なぜ「ボブスレー」だったのだろう?技術力を証明するのに「ボブスレー」を選択した経緯を知らないけど、日本国内でマイナーなだけにテストを行う施設も人も少ない。
そうなると、自分達で事前に評価ができない。

テストドライバーがいれば様々な意見を聞けて、改善したり変更することもできる。
オリンピックを目標とせずに、別の大会で優勝するという目標にして地道に実績を重ねて「使いたい!」と思ってもらえるようなマシンにするしかないのかも。

実績を重ねるにしても、国内でテストをするにしても季節が限定されるし大会も行われているのか?わからない。
ソリを無償で提供しているのも問題だと思う。無償で使っているだけに使っている側は、使わないことに抵抗はない。
小額でも、お金を頂くことで相手からも改善要望が出るだろうし簡単に使うのを止めるわけにもいかなくなる。
高い技術があるなら「無償」で提供することは自分から評価を落としているようなもの。

タダというのは、本当に厄介。

実績もないソリにお金を払うチームはないかも知れない。それでも、格安でもお金をもらうことに意味があると思う。

ボブスレー」では続けていくのは厳しいかも知れない。