とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

Jアラートは、使えるのか?

 北朝鮮が、続けて弾道ミサイルと発射している。そのため、日本でも「Jアラート」が発動された。実際には、日本の上空を通過しなかったが、Jアラートの有効性が疑問視されている。

 はっきり言って、「使えない」。

 そんな事は、小学生で習う算数で簡単にわかる。弾道ミサイルは、マッハを超えるスピードで飛翔するので、10分程度で目標までに到達する。Jアラートは、レーダーで探知してから防衛省に情報が伝わり、政府に連絡、そこから対象の自治体へ情報が送られる。その時間は、やはり10分程度はかかる。レーダーで探知できる高度まで上がった時点で、時間的に間に合わないのだ。

 ここで、忘れているのが、通報を受けて逃げる時間がないのだ。緊急地震速報の場合だと、短い時間でもあれば机の下に逃げたりして、最悪の場合は回避できる可能性がある。しかし、弾道ミサイルの場合は、当然のように机の下に逃げても意味がない。

 近くの避難場所に逃げても意味がない。そもそも、発射を探知して時間的にロスがなかったとしても、10分では安全な場所に逃げることができない。

 単純に考えて、Jアラートは全然意味がない。

 では、イージス艦PAC3でも迎撃すれば良いのではないか?と思うだけど、イージス艦で、探知しても落下地点が正確に予測できないと根拠もなくミサイルと言っても他国の物を攻撃できないだろう。それに、PAC3と呼ばれる地上配置型の迎撃ミサイルは半径20km程度しか防衛できない。人がいる場所に、全部配置すれば大量のPAC3と、操作人員が必要になる。現実的ではない。

www.mod.go.jp

そこで、偵察衛星を50基ほどを打ち上げて、迎撃能力を高めようとしている。

www3.nhk.or.jp

実際に、地上で迎撃する力を持っていなければ、衛星をいくら打ち上げでも意味がないだろう。北朝鮮のミサイルを脅威として演出し、防衛力を増大しようとする意図が見えてくる。さらに、アメリカの意向で、アメリカ製兵器の購入予算を正当化するためだろう。そして、増税へ向いていく。

 北朝鮮が日本にミサイルで攻撃したところで、なんのメリットもない。ミサイル攻撃するのは、実際に戦闘に入る前に敵基地を攻撃したり、敵の兵器製造工場を攻撃したりする。民間人の多く住む、住宅地を攻撃しても何のメリットもない。

 つまり、日本に攻撃する部隊を乗り込ませて、占領するところまでいかないと意味がない。ミサイル撃って、終わりなんてことない。軍事的挑発、政治的挑発としても使うけども、日本から北朝鮮に攻め込むことはありえない。というか、北朝鮮を攻撃する理由なんて全くない。そんな状況で、挑発しても意味がない。むしろ、アメリカに攻撃する絶好の口実を与えるだけだ。

 それを考えると、いかにミサイル防衛というのが意味がないのが見えてくる。

 敵基地先制攻撃なんて話になっているけど、わざわざ遠くまで行って日本に飛んでくるかわからないミサイルを攻撃するために、危険な敵地に乗り込むのか?ミサイルを撃つ準備をしていたという理由だけで、他国に攻め込むことができてしまう。そして、その先に待っているのは、その国との本格的な戦闘行為だ。そこまで、考えているのだろうか?

 国民から税金を搾り取り、労働力を搾取することにかける情熱というのは、今の政治家は凄いものがある。いつになったら、自国の一般市民のために働くのだろうか?まあ、いつの時代も、どこの国でも同じか。