とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

またもや一方的な報道ばかりだ

 ニュースでは、連日のようにウクライナとロシアの話題だ。ここで、いつものように不思議なのが、ウクライナ=正義 ロシア=悪という図式で報道されている。まあ、攻撃を仕掛けたのはロシアなのは間違いないのだが。

 ウクライナNATO加盟についても、NATO=「自由主義同盟の正義の組織」みたいなイメージになっている。いや、NATOは軍事同盟なのだが。

 ウクライナ政府の言動もおかしい。ウクライナ大統領が、アメリカで演説した際は「真珠湾攻撃」の話をした。さらに、ウクライナ政府の公式SNSではファシストとの戦いと言ってヒットラームッソリーニ昭和天皇の写真を載せた。日本が抗議をすると、公式なSNSではないとしながら、謝罪して内容を変更した。

 どうも、言っていることと違う。こういう場合に、信用できる相手かどうか判断しないといけない。

 これらの事だけを頭に入れて考えても、ウクライナ=正義なんて図式は成立しない。報道されている内容でも、変な話ばかりだ。「アゾフ連隊」という部隊が製鉄所に立て篭って戦っているらしいのだが、このアゾフ連隊なるものは政府の部隊ではないらしい。元々、民兵だったのが準政府部隊になったとか。なんだそれ。

 では、その部隊は政府の誰の命令で動くのか?民兵上がりの準政府組織なんて、どこの息がかかっているかなんてわからない。

 製鉄所に民間人も立て篭っているのも不思議だ。兵士がいるのなら、そこで戦闘が行われるのは誰でもわかる。まずは、民間人を逃すのが普通の軍隊だろう。一緒に立て篭っている段階で、理由は明白だ。なぜ、日本のメディアは言わないのだろうか?まあ、言わないだろう。

 日本は戦争はしないのなら、この件には関わらないのが一番なのだが。関わらせるために、メディアを操作している。

 ロシア側に立って考えてみよう。NATOという軍事組織は、旧ソ連ワルシャワ条約機構に対抗する軍事同盟だ。旧ソ連が強かった時は、アメリカの援軍がなければ、あっという間にヨーロッパはソ連の手に落ちると言われていた。だから、NATOというヨーロッパの軍事同盟にアメリカが入っている。そのNATOソ連崩壊後に拡大している。

 目の前にまでNATOの組織が迫ってきては、ロシアだって気が気でない。NATOは、軍事同盟なのだ。日本の周りの状況に例えていうなら、中国とロシア、北朝鮮が軍事同盟を結んだとする。そこに、韓国が加盟するという話が出てきたようなものだ。実際、韓国は、入りそうだが。日本には、他国よりも有利な「海という天然の広大な堀」が存在するが、陸続きのヨーロッパには存在しない。

 脅威に感じるのは自然というものだろう。戦いを仕掛けたというより、そうなるように仕向けられたとも言える。憶測でしかない報道よりも、実際の状況で判断しないといけない状況になっている。

 SNSの情報も、ウクライナ寄りの内容は、報道するがロシア寄りの報道は全てフェイクニュースと言っている。いや、SNSの情報は全てフェイクニュースと思った方がいい時代なのに。誰が発信した情報なのか?発信者は特定できて信頼できるのか?別の情報源も同じ内容なのか。

 SNS情報も、簡単に発信できるだけに、信用できる情報に会えるのは難しいだろう。

 ウクライナ情勢に合わせて、日本では敵基地攻撃能力を持つとかの話になっている。今までは、ミサイル基地への攻撃という話だったのだが、指揮命令系統まで含めようという話になっている。そうなると、政府中枢まで攻撃もできるという話になる。これも酷い。

 日本がそういう法律を通せば、日本は反撃する時には指揮命令系統まで攻撃する可能性があると考える。そうであれば、攻撃する側は最初の攻撃段階で広範囲な攻撃になることは予想できるし、核を最初から使うことも考えられる。

 力の応酬では、何も問題は解決しない。敵基地反撃能力とかいうなら、最初から自衛のためには戦争を行うと言えばいい。中途半端にするから誰も戸惑う。自衛のための戦争は、規制されていないわけだから。

 ただ、ウクライナでも証明されたように、攻撃する側は、守る側の最低2倍の兵力が必要だ。さらに、兵站網も考えないといけない。食糧、武器などの輸送が大変なのは、改めて証明された。攻め込むというのは、リスクが高い。

 本国を守る兵力を残しながら、敵国の倍の兵力が必要な事を考えると、日本周辺に日本に攻め込めるような国はない。中国、ロシアが日本の数倍の軍事力があっても、中国、ロシアは複数の国と国境を接している。かなりの兵力を本国に残しておかなければいけない。

 報道では、単純に兵数とか戦闘機などの数で比較しているが、全く意味がないのは理解できるだろう。