民主主義と資本主義経済
多くの国が、民主主義と資本主義経済という社会を選択しています。共産主義が対比する言葉になると思いますが、中国は共産主義の国でありながら、経済的には資本主義を取り入れてます。
今回のアメリカ大統領選挙を見て、民主主義ってなんだろうな?と正直思いました。というか、アメリカ大統領選挙って直接選挙じゃないんですね。トランプ大統領のお陰なのか、詳しく知る事ができました。
州ごとに、候補者の投票数を集計し、勝った候補が州の「選挙人」の票を総取りする方式。州によって、総取りなのか比率でいくのかも違うし、選挙人の数も違う。直接的に、大統領候補に投票するけど、最終的には選挙人が投票するという、直接的間接選挙ともいうのだろうか。
未だに、結果は決定していない。選挙に不正があったとして訴訟になっているからで、民主主義というのは、自由があるのだけど、場合によっては難しい。
表現の自由、言論の自由、信教の自由など、色々な自由が約束されている。自由なだけに、コロナウィルスが広がってもマスクをするように強制もできないし、家から出ることを規制するのも難しい。
特別な法律を作れば可能だが、基本的には個人の人権や自由は保証されていないといけない。
アメリカでは、武器を買う事も所持する事も規制されていない。これも、憲法で認められた個人の権利だから。
資本主義というのも、名前の通り資本(お金)が一番でお金さえあれば、なんでも可能だ。お金を持っている人が一番偉い。アメリカの裁判では、お金持ちが凄腕の弁護士を雇えば、どんな事でも勝てるらしい。
それこそ、資本主義の本質かも知れない。アメリカでは、選挙権も、みんなにあるわけではなく、有権者登録をしなければ選挙もできない。自由で、平等だと勝手に思っていた自分のアメリカの姿とは全然、違う。
人種の違いによる差別は、当然のようにあり、お金がないと裁判になっても勝てない。これが、本当に民主主義の姿なのだろうか?
いや、これこそが本当に自由になった本当の姿なのかもしれない。それであるならば、中国のような政府によってある程度規制される国家というのも、ありなのかも知れない。
ただ、その政府が少数の人物によってコントロールさせるのであれば、話は別だが。トランプ大統領が実行したように、力を持った国家が、自国だけの利益で動き追求し、中国のように、武力と経済力を持って、周りの国を従わせる。
結局、昔と少しも変わってはいない。資源を持ち、経済を掌握し、軍事力を持った国が世界を支配する。何も変わっていないんだと実感する。