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克日、軽空母など、どこまで日本への対抗意識あり過ぎるねん

jp.yna.co.kr

 同書によると、植民地支配からの解放後も韓国は経済、社会、文化面で日本に後れを取り、そのため韓国人は「克日」の感情にとらわれ、これが時に「反日」、時には日本に学ぶべきだとする「崇日」という矛盾した現象を生み出した。だが今、韓日間の力は逆転しようとしているという。

 書籍の中で、書かれているようですが、力が逆転とはどういうことでしょう?

 同書は、京都精華大専任講師の白井聡氏の著書で、敗戦を否認するために敗北が続くという戦後日本の構造を指摘した「永続敗戦論」を紹介。その上で、日本の敗戦の否認が「嫌韓」の根源になったと説明した。韓日間の国力の劇的な変化が結果的に日本社会の右傾化を加速させ、それが韓日間にあつれきを引き起こす主因になったとした。
 また、日本の相対的貧困率、年金の所得代替率、教育への公的支出額の対国内総生産(GDP)比といった指標を取り上げ、「先進国として恥ずかしい水準」と指摘した。また、経済協力開発機構OECD)の資料を基に、2017年に韓国の1人当たり購買力平価GDPは4万1001ドル(約425万円)で、日本(4万827ドル)を抜いたとした。

 敗戦の否認が「嫌韓」の根源って、無茶苦茶な理論すぎる。結局、韓国側が原因ではなく、嫌韓の原因は日本側にあると言いたいのでしょう。さらに、韓国との国力の劇的な変化で右傾化って、これも酷い解釈だ。日本の貧困率などを見れば確かに酷い状況でもあるし、決して誰でも豊かで安心して暮らせる社会ではない。1人当たりの購買力平価GDPを見れば確かに韓国の方が上だ。

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韓国30位、日本は33位が最新のデータ

ところが、1人あたりの名目GDPではランキングが異なる。

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韓国30位は、同じだけど日本は25位になる

 名目GDPか?購買力平価GDPか?それは、見方によって変わってくる。購買力平価というのは、各国の物価に近い形でのGDPだけど、1人当たりというのもポイントだ。

 色々なデータを見て、その中で日本に勝っている部分をピックアップしているだけど、それで日本に勝ったというのも無理があり過ぎる。


 次の話

www.chosunonline.com

 高宗が1903年に3400トン級の軍艦を海外から購入したという意外な事実を、本紙の朴鍾仁(パク・チョンイン)記者の記事で読んだ。その軍艦は80ミリ砲4門で武装していた。今の韓国海軍の次期護衛艦が2800トン級で全長122メートルに達するので、3400トン級といえばかなりの規模の軍艦だ。当時、朝鮮は世界の最貧国だった。国とはいうが、既に崩壊した状態だった。海軍はもちろん、陸軍すら有名無実だった。そんなありさまでなぜ、どういう資金で運用するつもりで3400トン級の軍艦を購入したのか。答えは、当時の国防長官の上疏(じょうそ、事情を書いた書状を上にたてまつること)にある。

 国防長官は高宗に「大韓帝国は3面が海なのに1隻の軍艦もなく、隣国に対し恥ずかしい」と訴えた。軍の作戦上の必要に対する言及はなく、「恥ずかしいから」軍艦を買おう、と言った。同年4月にこの軍艦が済物浦港に入った。「揚武」号だ。ところが揚武号は、一度たりとも軍の作戦に投入されたことがない。航海自体がなかった。もともと作戦用ではなく誇示用だった。最初にしておそらく唯一だったであろう任務は、高宗の即位40年を祝う礼砲の発射だったという。それさえも発射できなかった。調べてみると、いい加減に修理したぼろ船だった。これに、年間の国防予算の4分の1を使い果たした。管理費や利子も出せなかった。高宗は軍服まで外国から輸入した。高宗にとって軍隊は、虚勢を張る誇示用だった。最近の言葉でいえば、ショーの道具だった。

 これも酷い話だ。まともな陸軍も、海軍もない国が軍艦買っても、まともに動かすこともできないだろう。そんな状態の国が、日本が統治した後にどうなったか?自分達で、発展させることができたのか?大きな疑問だ…

 韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領が、艦載機十数機の軽空母を配備するという。専門家らの反対でもたついているようだが、最終的に軽空母事業を強引に軍の中期計画に含ませた。韓国国民の税金6兆ウォン(現在のレートで約5700億円。以下同じ)台が投じられる事業だ。実際には10兆ウォン(約9500億円)を超えるだろう。このニュースを聞いて高宗の揚武号が思い浮かんだのは、この軽空母を巡る韓国軍の作戦上の所要が何なのか分からないからだ。空母は基本的に、広い海域の制空権を握るための戦力だ。米国、英国、旧日本、ロシア、フランス、イタリアなど海が広く、海外領土を持っていた国々に必要だった。最近中国がこれに加わっており、日本も空母再建に乗り出した。中国は海岸線の長さだけで1万キロに達し、日本はEEZ排他的経済水域)が韓国の8倍を超える。九州から太平洋の南鳥島までの距離は1800キロに達する。韓国は、守るべき海が広くない。陸上基地から発進する戦闘機が東海、西海、南海のEEZのどこであろうと速やかに到達する。空中給油機の配備で独島、離於島も十分な作戦範囲内に入った。韓国そのものが空母なのだ。

 この記事の内容通りで、空母なんて意味がないのだが。それでも、空母が必要というには無理がある。

 韓国政府は、軽空母で東南アジア方面の海上交通路を保護するという。海上交通路の保護は、米国を筆頭とする国際社会全体の課題だ。マラッカ海峡のような海上交通路を遮断するとしたら世界に対する宣戦布告だが、今そんな国がどこにあるのか。軽空母一隻で海上交通路を守るというのも話にならない。空母は自らを守ることはできず、駆逐艦・潜水艦などと艦隊を組まなければならない。別途の早期警戒機も必要だ。北の脅威に対応するのも多忙な韓国が、こんなことをできるのか。何をしたくてこの巨額のカネをばらまくというのか。

 うーん、どうなんでしょうね。海上交通路の保護なら、米軍と共同で行うだろうから、米空母があるのだが。それも、日本の横須賀を母港とする空母が来るから嫌なのか?

 軽空母配備の発表は、日本がヘリコプター搭載護衛艦をF35B搭載軽空母に改造すると公表した後に出てきた。非専門的かつ幼稚な競争心理だと思う。高宗時代になぞらえるなら、「日本に比べて格好がつかない」というものではないか。実質的な作戦用なのか、虚勢用なのか。タイは虚勢用の空母を配備し、王室の儀典用として使っている。軽空母級のサイズの大型輸送艦「独島」は、既にアジア最大の「行事用」艦艇と呼ばれる。航海の日数より港に停泊している日数の方がはるかに長い。こんな船がもう1隻増えることになった。それでも、予算6兆ウォンを取ることになった海軍は喜び、反対すべき空軍は文大統領の顔色をうかがっている。ショー統領、ショー政権とはいうが、6兆-10兆ウォンを投じて、必要もなく軍の戦力を害する軽空母ショーをやるとは思わなかった。

 揚陸艦として「独島」を持っているが、揚陸艦の名前が独島って、何を想定しているのか?更に、この独島も、二番艦が就役予定なのだが、それまでは1隻しかなかった。つまり、メンテナンス中は当然代替えできるものはなく、2013年には発電機の火災で航行不能になるという事態も。1つの発電機が火災になり、消火した際の消火用水で、もう1つも使用不能になったのだが、実は4つある発電機のうち2つが浸水事故で陸揚げされ、既に2つの発電機で運用されていたので、航行不能になったという顛末。

 複数艦で運用していれば、そのような状態で運用されることはないのだが、代替えがないのでそうするしかない。1隻しかない空母もこういう事になる可能性がある。1隻が作戦行動中、1隻がメンテナンス、1隻がメンテナンス後の試験運行など、通常は3隻ないと常時運用できない。

 建造したら終わりではなく、メンテナンスも当然必要だし、装備のアップグレードなども必要。アップグレードしたら訓練しないと使えない。日本も空母として「いずも」を改修し同型艦の「かが」を改修する。2隻しかない。広い日本の海域を2隻の軽空母でなんとかなるとも思えない。韓国というよりも、中国、ロシアを考えておかないと。