とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

キャンプが進化すると山を持つ

 新型コロナの影響で、キャンプが流行っているようです。外であれば換気も関係ないですし、人との距離も取れて、自然の中で楽しめるということでしょう。自宅でキャンプする人もいるようですが、それってキャンプ?

 キャンプ場も人が増えて、普段キャンプしないような人も増えてマナーが悪化。それならば自ら山を購入して、自分の山でキャンプをするというのがブームになりつつあるとか。

 1ヘクタール当たり10万から購入も可能ということで、中古車1台くらいの価格で買える山もあるので、買うことに対してのハードルは低い。

 そこまでキャンプ好きなら、山を持ってもいいと思いますが、キャンプ場が混雑しているからというくらいの軽い気持ちで買うのは止めた方がいいでしょう。

 なぜ、山が安く買えるか?という事を考えれば簡単です。山なので当然、田舎にあります。移動手段も限られますし、道があるか?どうかも不明です。土地を持つというのは、管理責任も発生します。その山であったことは、所有者の責任になります。

 問題になっている空き家問題でも、所有者が判明しない場合は、親族や相続権がある人に責任が発生し、その場所で何かあった場合は、責任を負わされる場合もあります。

 人が住んでいた宅地ですら、こういう状況です。田舎の山や田畑では、もっと酷く後継者がいなくて放置された状態の場所も多いです。売るにしても、田舎の土地を購入する人は少なくて、売るにも売れないという状態です。

 つまり、全く使わない土地なのに、税金だけが発生します。木が倒れて他の建物に損害を与えた場合は、管理している人が責任をおいます。

 買う時は、簡単です。でも、その土地を売るという時に、売れればいいのですが、売れなければずっと所有しないと行けません。面倒なのは、自分が買って生きている時はいいのですが、亡くなってしまった場合は自動的に相続財産になります。子や孫に引き継がれます。相続放棄をすればいい…と思うかも知れませんが、その土地の次の所有者が出るまでは、管理責任が発生します。

 市や、国に寄付すればいい…そう思うのですが、売れないような土地は価値が低いです。そもそも、寄付を土地ではできないようになっています。寄付されても、活用できない土地で管理費用が発生するものだから、寄付を受け付けません。所有してもらって、税金を払ってもらう方がいいので。

 自分の親が田舎に土地(田畑、住んでいない家)を持っています。毎年、税金を払っています。田畑は、何も耕作していませんし、田舎の家には住んでいません。田舎なので、価値は低く田畑は簡単に売れません。農地は、簡単に別の目的の土地にも変更できません。

 農地を守るという意味があって、制限されています。農家の高齢化が問題になっていますが、農地が沢山あまり、その活用が問題になってくるでしょう。田舎というのは、それだけ問題が多いのです。

 マイ山でキャンプという軽い気持ちでは、やめておいた方が賢明です。