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ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

池袋の事故は、なんにしても釈然としない

 池袋で起きた89歳が運転する車が暴走し、11人の人を死傷させた事件ですが、逮捕、起訴された人が元官僚だということで、身柄も拘束されないとしてニュースにもなりましたが、裁判でも話題になっています。

 というのも、本人は「車が勝手に暴走した」という主張をしていて、アクセルを踏み続けてはいないという答弁をしています。つまり、車に問題があり、自分の運転には問題がなかったという主張です。

 メーカー側は、アクセルやブレーキに異常もなく、アクセスを踏み続けたというデータが残っていたということです。これについては、踏み間違いが多く発生しているので、実験していましたが、パニックになるとブレーキだと思い、アクセルを踏み続ける現象が起こるそうです。

 別の事故では、実際に映像に残されていましたが、衝突して止まった人がずっとアクセルを踏み続けていて、周りの人がドアを開けて注意してもアクセルを踏み続けてました。パニックになって、本人はブレーキだと思ってしまうようです。

 今回の件でも、自分ではブレーキだと思うというか、そういう認識なんでしょう。ただ、別の会話では「高齢者でも安心して運転できる車を開発して欲しい」なんて言ってました。もう、メーカーのせいにする気が満々です。最低限、判断して行動できる認識力、体力、瞬発力が必要です。それもなく運転できる車は、もうオートドライブしかないです。それでも、目的地を入力したり、緊急時には人間が操作する必要があるので、無理がある。

 それを判断するために、運転免許という制度がある。それが出来ない人や最近問題になっている「あおり運転」をやるような人は、運転する資格がない。公共交通機関があるのだから、それを利用すればいい。

 ただ、気になるのはドラマや映画にもなった「空飛ぶタイヤ」を見てから、簡単に運転する側の過失とは判断できないということ。この話の元になったのは、運送会社が運行していたトラックの前輪が外れ、タイヤだけ飛んで行き人を跳ねたという事件。

 当初は、運送会社の整備ミスという話だったのだが、調べていくと同じような事件が起きていることがわかる。でも、相手は大手のメーカー。しかも、旧財閥系のメーカー。更に、その旧財閥系のグループの金融機関から融資まで受けていたので、融資を引き上げるという話になり絶対絶命。

 それでも、自らの会社の無実を求めて、奔走するとある事例が見つかる。それを証拠にして、メーカーに突きつける。更に、事件として捜査している警察にも提出。それを元に、警察が動き、メーカーへの捜査が行われて、メーカー側の設計ミス、証拠隠し、リコール隠しが見つかる。

 その証拠とは、買って1ヶ月程度しか経過していない新車での事故だった。そう、整備ミスなんて起こり得ない新車での事故で、同じような事例があったのだ。

 今回の池袋の事故では、車が暴走したとしても、ブレーキを踏めば速度は落ちる。それに、ギアをニュートラルにすれば、エンジンは壊れるだろうけど、暴走まではいかなかった。他にも、ハンドブレーキをする。ハンドルを急に切って、わざと横転させる。メインスイッチを切るなど、いくらでも対処の方法がある。タイヤが外れるという事例とは違う。

 自動運転になっても、暴走する可能性はある。そうなった時に、対処できるだけの判断力、知識、瞬発力は必要になる。それだけ、車の運転というのは危険だということ。

 池袋の事故でも、運送会社の事故でも、人が亡くなっている。しかも、全然関係なく歩いていたり自転車に乗っていただけだ。真相が分かっても、事故を起こした人が有罪になっても帰ってこない。

 事故を起こす可能性があることを考えて、常にどう対処できるか?考えて運転していきたい。