とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

昔から縦割り行政なのは同じなのね

 新型コロナウィルスによる緊急事態宣言もまだまだ続きそうですが、色々な矛盾点が更に出てきています。PCR検査数は政府の発表する数字とは程遠く、全然検査数が増えません。これは、保健所が検査を整理し判断するため、保健所のマンパワー以上は検査数が増えないというのが実情のようです。

 

 保健所は、数を段々と減らされている役所でもあるので、いきなり人を増やすわけにはいかないので、検査すうは増えない。じゃー、政府は何を根拠に増やすと言っているのか?疑問ですね。

 

 でも、保健所の人も精一杯やっているし、政府も増やそうと努力してはいるのでしょう。簡単には、何事も進みませんね…

 

  一番驚いたのが、PCR検査を自動で出来る機械を千葉の会社が作っていて、海外ではこの会社の自動PCR検査装置を導入して、検査数を増やした。フランスからは感謝状が届いたとか。じゃー、なぜ日本では使用されていないのか?それは、日本で使うようになるには煩雑な書類を用意して認可されるまでに一年かかるらしい。

 

 それに、認可されても、どれだけ売れるかわからない?という事で、この会社は販路を海外に求めた。という事で、海外で活躍しているPCR自動検査装置は、日本では使えない…

 

  お役所仕事なんて揶揄されるように、とにかく役所は上から目線で「認可する」という姿勢なので民間の会社からの申請で問題があれば認可しないだけ。とにかく形通り出来ていなければ、申請なんて通らない。しかも、やることは遅い…

 

  会社の住所を変更するだけでも大変で、法務局に住所の変更の申請を行う、更に税務署。これが、国税、県税、市町村税、という感じで3カ所に変更の届け出をしないといけない。

 

 まーだ終わらない。年金事務所、従業員がいるなら労働基準監督署にも届出が必要。

 

 そう、縦割りだから。それぞれでデータの共有なんてやってくれない。どこかに申請をすれば関係する所は共有データとして変更…なんて当然出来ない。全て、自分で書類を作って、それぞれのフォーマットがあるので、それで提出する必要がある。

 

 さあ、これって当たり前なのか?今回のコロナウィルスの件でも、感染者のデータを保健所に対して、お医者さんが提出をしないといけない。これがまた紙ベースだ。それに、手書きで記入して……なんと、FAXするのだ!!!

 

 もう、何もいうことがない。それが改善されてメールでもOKってことらしいけど…いや、もう。

 

 システムを作るのも役所って大変だからわかるけど、せめてWEBベースにしてお医者さんが、アクセスして入力したらデータベースになれば手間はなくDB化される。もちろん、入力内容は確認しないといけないけど、FAXで受け取ったデータをまた入力する手間を考えれば…ね。

 

 全て共通のDB化すれば、どこの県でも簡単に感染者数などのデータ化、グラフ化ができる。まずは、ここから始めないと。

 

 こんな事を聞いていると、本当に第二次世界大戦の話を思い出してしまう。

 

 当時は海軍と陸軍が予算の取り合いをしていて、お互いに要求を通そうと対立。陸軍は、中国大陸への侵攻を進めていたので、何でもそっちに向かう。海軍は、海なので当然のように太平洋に向かって進む。そんなバカな?と思うような話だけど、これが本当。国力で日本の数倍のアメリカと戦っている時に海軍と陸軍は違う方向を見ていた。

 

 予算もバラバラ。それぞれが自分の要求を通すために必死。今の日本の姿とかぶってしまう。政府内でも、与党、野党で足の引っ張り合い。地方の首長とも連携が出来ているとも言えない。役所も、目の前の事で必死で、今まで通りの事をやっているだけ。

 

 結局、あの敗戦で何を学んだのだろう。ちょっとまずいよ日本人…