とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

フォーミュラーEにドイツ大手メーカー4社が勢揃い

 今年も、フォーミュラEが開催されます。ドイツの大手メーカーのポルシェ、ベンツが参戦します。大手のメーカーとしては、アウディは早い段階で参戦し、BMWは昨年参戦し初レースで優勝しました。

 

 アウディも、ポルシェも、WECという耐久レースで、トヨタと戦っていましたが、どちらもWECから撤退し、フォーミュラEに参戦しました。WECでは、一番上のクラスLMP1で、ハイブリッドシステムを搭載した車を作っていました。

 

 しかし、通常のエンジンにターボシステム、更にハイブリッドシステムを搭載。バッテリーも当然必要ですし、回生システムを搭載して、ブレーキなどでバッテリーに電気を貯めるシステムも必要です。考えただけでも、複雑で重いシステムが想像できます。

 

 レース用に開発したハイブリッドシステムのため、市販車には転用できないシステムとも言われています。ポルシェのシステムでは、ドライバーが加速時にスイッチを押すことでモーターが動き、フロントタイヤを駆動させます。リアタイヤに力を加えるとオーバーパワーでスピンする可能性も高くなるからです。

 

 これでは、市販車には使えないシステムなのがわかります。トヨタは、すでにプリウスなどで使っているシステムを使っていますので、レースで開発した技術を市販車に転用できます。

 

 アウディ、ポルシェは、すでに市場で有利な地位にあるトヨタハイブリッドに対抗できるとは考えにくいし、市販車に使えない技術を開発しても意味がないと考えたのでしょう。

 

 ヨーロッパでは、EV化が進んでいて、ハイブリッドとEVを開発するくらいなら、EV一本でいこうと考えたのでしょう。EU圏内では、EVの車オンリーになる可能性も高いですから。

 

 EVの技術としては、フォーミュラEで競争したほうが技術の向上が期待できます。そういう流れもあって、ドイツの大手4社が勢揃いするわけです。日本メーカーは、日産が昨年から参戦しています。

 

 トヨタは、WEC、WRC。ホンダは、F1。日産は、フォーミュラE

 

 日本のメーカーも、もう少しEVに力を入れたほうがいいと思う。レースに参加することで、早く走る技術も開発でき、途中で止まるわけにはいかないので、耐久性も向上できる。操作性も重要なので、運転しやすいセッティングもできる。

 

 レースするには、まだまだ国内の景気が良くならないとダメか……