とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

韓国の検察改革って

  毎度の韓国の話ですが、法相になったチョ・グク氏ですが、まだまだ疑惑が出てきています。捜査する検察を管轄する法相の大臣に捜査される側のチョ氏がなるというのも不思議なはなしです。

 

  不思議なのが使命に反対なのは49.6パーセントに対して賛成が46.6パーセントもいるのです。韓国の調査もいい加減なようで、アンケートを取る前に年齢を聞いたりするそうです。希望する回答が来ないと思ったら聞かない事もあるとか。それで、調査するメディアによって数値が大きく変わるそうです。2つくらいの結果を見て足して割るくらいがいいらしいとか…どんな調査だ…

 

  それでも、これだけ疑惑だらけの人が法相になっても賛成する人が多いのが検察改革を望んでいる人が多い。それは、映画の影響が大きい。2017年に公開された「1987、ある闘いの真実」が723万人動員する大ヒット。この内容がチョン・ドファン軍事政権下での事件の話で、ソウル大学の学生が取り調べ中に死亡する。

 

  実際は、水責めによる拷問死で警察は死因を心臓麻痺として火葬しようとした。これを不審に思った人達が真相の解明に挑んで民主化運動に発展するという内容だとか。

 

  死亡した学生というのが、同じソウル大学出身のチョ氏の2年後輩ということで、チョ氏も怒りを覚えたということだ。

 

  民主化運動に参加していた文大統領も含めて検察は悪だという意識で、検察改革をしようとしている。検察改革を望んでいる市民も、政権に期待しているので賛成ということなんでしょう。

 

  検察は、政権前半には政権に逆らう人を摘発し、後半になれば次期政権のご機嫌を取るために現政権の不正を暴くということで、そこの改革を目指しているので、チョ氏をその法相にした。

 

  しかし、大統領が検察まで影響力を持つというのは、軍事政権下での検察と変わらないのではないだろうか?検察の改革も、組織の変更や立法なので変えれるはず。というか、法治国家って立法機関が法を作り、司法がそれに従って動く。法を変えずにいきなり検察を変えるという時点で無理がある。

 

  法を変えたり提案できるから与党が強いのだから。検察とかは、大統領などから遠いほうがいいはずなのだけど。大統領がとんでもない人になったらどうするのだろう?国民が直接投票するから大丈夫?はたしてそうだろうか?大統領や家族、側近に不正がワンサカ出てくるのは毎度の事。検察改革よりも、政治家が不正をしないということのほうが重要なのでは?

 

  これも、李氏朝鮮時代からの悪習で、政治家の不正と家族、親族まで権力を持つというのは、その時代から。美化された李氏朝鮮時代に戻ろうとしているから、それもOKなんだろうか?

 

   敵と認識すると何をしてもいいというのも、共通の意識なんでしょう。敵の認定の仕方も危ういのだけど。映画だけで決めれる事なんだろうか…なんにしても感情だけで動きすぎる。感情に従い大衆に迎合すると、どうなるだろうか?大衆の感情のまま国家が行動するというのは想像するだけで怖い。

 

  民主主義では、多数が力を持つけど常に正しいとは限らない。それも、歴史が証明している。