F-1もかつては地上波でも放送され、年間通して放送されていたのは過去のはなし。
最近では、話題としてもでてこない。
ホンダがエンジンサプライヤーとして参戦し、トヨタも参戦したり話題に事欠かなかったのも随分と前のような気がする。
エンジンやシャーシの開発競争が激化して、新しいチームの参戦が難しいとか、既存のチームでも資金難になっているなんて話も多かった。
ハイブリッドシステムがレースにも導入されてきたりすると、開発費がどんどん上がっていったのかも知れない。
開発力のないチームであれば、メーカーから買うしかないけど、高額なのは想像できる。
世界的にも景気が悪かったのも影響していると思う。
そんな中で、長距離レースのWECに人気が出てきたり、フォーミュラeという電気オンリーのレースが放送されてきているので、Fー1も久々に見てみた。
やっぱりFー1は速かった。エンジンもV6ハイブリッドターボの1.6リットルにハイブリッドなので電気的なアシストもあり、950馬力にもなる。
排気量としては最近のコンパクトカー並みでターボで加給して馬力を上げ、電気でもアシストするのも市販車でもやっている。
そういう意味では、市販車にも転用可能な技術。
エンジンではなくPUと呼ぶらしい。ターボや電気関係も含めて供給されるからだ。
WECでも、トヨタのハイブリッドカーが今や独走状態。これは、アウディとポルシェが将来的な事を考えてフォーミュラeにシフトしWECから撤退したから。
ヨーロッパでは、完全な電気化向けて進んでいる。ハイブリッドでは勝てないと判断し、いち早く次の技術にシフトするのというのは動きが軽い。
フォーミュラeでは、非接触型の充電システムや、充電レーンなどを開発している。これを実用化できれば電気自動車でも走りながら充電も可能になる。
伝統のモナコGPがあるFー1が無くなることはないかも知れない。
でも、時代の流れは確実に完全電気自動車に向かっているように思える。
電気で無人の自動運転レースなんて計画されているらしい。もう、レースといえるのだろうか?
レースですら自動化できれば一般公道での自動運転も一気に加速するように思える。