とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

女人禁制のしきたり

毎度お騒がせな相撲協会ですが、今回は舞鶴での巡業で騒ぎになっています。
土俵で挨拶をしていた市長が倒れて、その場にいた観客の中で医療関係に従事している女性方が土俵に上がって心臓マッサージなどの処置を行っていたところ、行司の方が女性の方は土俵から降りるようにアナウンスしたという事が問題になっています。

土俵というのは、女人禁制ということで女性が上がることはタブーとされています。
これは、土俵にいる神様が女性のため、女性が上がることをタブーとしているとか・・・

女人禁制といえば、高野山も明治までは女人禁制で女性が入ることが出来ませんでした。これは、高野山は修行の場ということで、女性が入ることで修行中の僧侶の妨げになるということで女人禁制だったとか・・・

神社については、伊勢神宮の神様は女性であり、伊勢神宮も女人禁制ではないことからも、基本的に女人禁制ではありません。ただし、神様は「穢れ」を嫌います。「穢れ」は「気枯れ」ということで、生理中の女性や、怪我をして出血している人、喪中の人などもお参りを避けるという考えもあります。

土俵が女人禁制というのは、仏教から見ても神道から見ても理由がわかりません。

戦う場所という意味では、戦い=男ということで、女人禁制という考えがあり、そこに宗教的な考えを合体して正当性を主張したのかもしれません。

ただ・・・いまやキックボクシングでも総合格闘技でも「女子格」と言われるくらい女性が格闘技をすることは普通になっています。
むしろ、盛り上がっています。

これを機会に変わるチャンスかも知れません。

今回の件は、そもそも「人命救助」という観点から見れば今まで書いたような話なんてすっ飛んでしまいます。
映像を見る限り、周りに居た人は何もできていませんでした。その状況で、観客席から来てから素早く対処しています。

女とか男とか関係なく、周りで見ているだけの人より、その場で必要な人なのは確かです。
土俵が神聖な場所であるなら、土俵の上で人命を失うほうが、神様に対して失礼なことになります。

倒れた市長も手術を受けて回復に向かっているということで、今回の件では誰もこれ以上の批判や中傷もなく終わるといいのですが。

アナウンスした行司の人も、教わったしきたりがあったためですから。

問題なのは、仕組みであったりルールのほうです。