とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

日本には、国技ってないんです・・・

日本に国技はない

連日のように相撲協会の報道がされていますが、そもそも「国技」じゃないんですよね。
街頭インタビューとかでも、「国技としての相撲」的な発言なんかもありますが、相撲は国技ではない。

これを知った時に、なんで国技なんて言っているんだろうと・・・柔道とか剣道も国技ではない。
そもそも、日本では国技として規定されている競技はないと。
ただ、広く知られていて人気もあり、競技人口も多く観戦人口も多いなどで国技的な理解をされている競技も多いと。

その場合は、国民的スポーツと呼ぶのだけど、相撲とか柔道ってスポーツなのか?という話になってしまう。
柔道は、スポーツ路線に行っているけど基本的には武道。では、相撲ってなんでしょね?
スポーツとは言えないけど、武道なのか???神事でもあるので、相撲の分類って難しい。

競技人口についても、昔は学校に必ず土俵があったけど、今はない。競技人口と言っても、明らかに少ない。
観戦人口という意味でも、多いとは言えない。

では、なんで「国技」って言い出したのか・・・これは、明治42年に両国に相撲常設館を「国技館」と命名したからとか。
調べてみると起源が怪しいとか、全く関係ないとかよくある話。
バレンタインデーにチョコを渡すなんてのも、お菓子メーカーの作戦だし、土用の丑の日にうなぎを食べるのも平賀源内が考えたもの・・・
大安とか仏滅などの七曜についても、カレンダーメーカーが考えたもの・・・言葉自体は存在しているけど、7日に1回仏滅って・・・仏さんが滅しすぎてる。
年越しそばに対して、年越しうどんってのも最近言い出している。恵方巻きなんてのも、いつから出てきたのか・・・

そうそう、バレンタインデーに対抗してホワイトデーってのも一般化している。クリスマスも、キリストの生誕の日じゃないっていうから、本当に嘘であふれている。
キリストの誕生日は、年も日もわかっていないっていうんだから、どうなんだろう。紀元前に生誕しているというのが最近の有力な説らしいから起源前、起源後ってどうするんだろう・・・

大安吉日ってのも、本当に止めて欲しい。結婚式とか葬式も、七曜とは関係ない。葬式にいい日なんてそもそもないはずだ。

相撲の起源は

相撲の起源についても、ちょっと疑問だ。
起源で有名なのは、野見宿禰当麻蹴速の戦い。蹴速という名前からもわかるように「蹴るのが速かった」らしい。その2人の戦いだから蹴りでの勝負になり、最後は、宿禰が蹴速の脇骨を蹴り折り、更に倒れた蹴速に加撃して腰骨を踏み折って終わったらしい。蹴りばっかりやん。

現代の相撲のイメージとは違いすぎる。柔道でもない。ただ、柔道については元々は古流柔術の流れがあって、当身と言われる打撃技があった。
打撃を加えて、相手が怯んだところに投げを極めるというのが本来の柔術としての柔道の姿らしい。

その元々の柔術の色合いが強い時の柔道を学び海外で他流試合を行ったのが前田光世で、ブラジルに行き柔道を教えたのがグレイシー一族。
かつての荒々しい柔道というのは、グレイシー柔術の試合を見ても想像できる。

そういう意味では、柔道のほうが野見宿禰当麻蹴速の戦いに近いように思える。
戦いの主な攻撃が蹴りという時点で、空手やキックボクシングに近いと思うのだけど・・・

組織になると難しい

競技としての内容とか試合の内容とか関係なく、組織になってしまうと揉めることが多い。
そこに、金が絡むと更に厄介になるのは、どこの組織でも同じ。空手の流派がいくつあるのか?キックボクシングの認定団体はどれだけあるのか?
空手だけで見ても、極真空手も大山総裁が亡くなった後は分裂していくつもの団体が出来た。4大流派(松涛(協会)、糸東、剛柔、和道)以外にも沢山あるし、4大流派でも少しずつ違う流派も多い。
ボクシングも、WBAWBCIBFWBOのメジャー4団体がそれぞれにチャンピオンを認定している。メジャー・・・って言っている時点で、マイナーでは、IBOを知っているくらいで後は名前すら知らないし、試合もやっているか怪しい。

その中で、柔道や相撲は団体が乱立せずに運営されているのは凄いことだと思う。
空手も道場ごとに違うようなもので、引越しして違う地区に行くと改めて習うような感じになってしまう。団体が違うし、全日本空手道連盟とかなんとか連盟などの名前はあっても、中身はそれぞれ違う場合が多い。

競技している人にとっては、毎回0スタートなので行く気が段々となくなってしまう。