とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

進みて名を求めず

今回の衆議院議員選挙に関して野党の動きが活発になっていますが、なによりもびっくりしたのは民進党の動き。
なんと!民進党での候補者は出さずに「希望の党」から推薦を得て出馬するようにすると・・・

「名を捨てて実をとる」

ということらしいのだけど、名も捨て実もなくしそうな気がする。

民進党と言えば、最近代表選挙を行ったばかり。今回の選挙で、民進党衆議院議員がいなくなるわけで、実質的な解党なんでしょうね。
民進党単独では勝てないという判断だったのでしょう。

単独では勝てないとなれば「野党での統一候補」ということなのでしょうが、「希望の党」の人気もあるし野党での統一候補も難しいと判断したのでしょう。

さて、ここで実ってなによ?

結局、党がどうなっても議員が議員であり続けるってことなんでしょうね。人気がある党に移って議員であり続ける。民主党の時も、そんな感じだったし、選挙のたびに党が変わっても、中身は同じ。

希望の党」だって、民進党だった「細野議員」「松原議員」もいるわけだしね・・・

これで、民進党の議員が「希望の党」に移れば「希望の党」もなんだろうね・・・ってなってしまう。

結局、自分の主張や主義はどうでも良くて「勝てる党」に所属するってのが議員の大儀なんでしょう。まあ、そりゃそうかも知れませんがね。

自民党だって決して良いわけではなくて、毎回得票数は減っているし、自民党都議会の対応とか見ても「あれで大人か?あれで、人の上に立つ議員なのか?」と思う。でも、今回の件で結果的に自民党に票が流れる動きを作ってしまっている。

なんだかねー。


孫子の中では

故戰道必勝、主曰無戰、必戰可也、戰道不勝、主曰必戰、無戰可也、故進不求名、退不避罪、唯人是保、而利合於主、國之寳也

必ず勝つ戦であれば、主君が戦うなと言っても戦うべき、必ず負ける戦であれば、主君が戦えと言っても戦ってはいけない。
進んで名を求めず、退いて罪を避けず、民を安んじ主君に利をなす人を国の宝という

なんて書かれています。

民を安んじる戦いなのだろうか・・・

2000年以上前の孫子孫武)の足元にも及んでいないような・・・