とりあえず移転してみました

ニュースねたや、IT系の記事を書いていくつもり・・・ですが、どうなるかわかりません。まあ、とりあえず やってみます。

三段撃ちはあったのか?

有名な長篠の合戦。なぜ、有名なのかと言えば織田信長が鉄砲3千丁を使って、3段撃ちを行い最強騎馬軍団の撃破した戦いだったから。
これを検証している番組を見た。

まずは、火縄銃の撃つ間隔を計測していた。1発撃つのに30秒ほどかかっていた。
前装式の銃なので、銃を上向きにして火薬を入れて、弾を入れて棒を差し込んで奥まで装填。
そこから、構えて火蓋に火薬を入れ、火蓋を一旦閉じる。

火縄をセットしてから、狙いをつけて火蓋を空け、引き金を引く。

結構、大変。熟練の人でも30秒くらいはかかる。
3段撃ちは、装填に時間のかかる弱点を克服するために、撃った人が下がり後ろで装填。次に、用意できている人が撃つ。
また、後方に移動して装填という流れを順番に行う。

火縄銃というのは命中精度が50m以内であれば高く威力もあるので、50m以内に近づかないと効果が期待できない。

ところが、騎馬は50mの距離くらいでは8秒ほどで到達してしまう。

それを考慮して、3段撃ちを行っても騎馬のほうが早かった。

信長の3段撃ちというのは実際には、無理ではないか?というのが結論だった。
結局、それぞれの持ち場で準備できた人から撃つというのが早い。ということだった。

移動する時間がなくなるので、実際にはそっちが正解なのかも知れない。

この戦いについては、そもそも武田騎馬軍団というのが実際にはそれほど騎馬が多くなかったのでは?という話も出ている。
騎馬隊が有名だけど、全部騎馬なわけではないし、騎馬率は高いかも知れないけど、普通の編成だったのでは?と。

WWIIでは、ドイツの電撃作戦が有名になったけど、機械化歩兵と言われる車両をメインにしていた部隊は少なくて、後方の部隊では馬とか馬車で荷物を運んでいたらしい。

それは、現代でも同じようなもので自衛隊の戦車でも10式という最新戦車や90式という1つ前の戦車は少なくて、74式戦車がいまだに使われている。74式という名前が示すように1974年に制式化された戦車・・・

74式も少なくなってきたけど、まだ現役というのが凄い。同じようにF-4ファントムIIがまだまだ現役。
アメリカで開発された機体で、1960年に配備された機体。日本に配備されているのは改良がされているF-4EJ改で、生産されてから30年以上経過している。

F-4を改良した偵察機RF-4E、RF-4EJは、いまだにフィルム式なので偵察してから現像する必要があるとか・・・
このデジタルな時代で・・・
F-15偵察機に改修する案は、メーカーと揉めていた記憶が。

話は、戻って長篠合戦の番組の中で、火縄銃などの前装式と現代の後装式の違いを説明していた。
前装式は、ライフリングという溝がないので、安定しない。後装式は、ライフリングで弾が回転して安定すると。

ちょっと、説明していた絵がね・・・

前装式は、前から詰めていくので弾と銃身の間には隙間がないと弾が入っていかない。そのため、発射ガスが逃げてしまうので、威力も弱くなり、ライフリングを彫っても銃身と接していないので意味がない。

ところが、後装式は後ろから詰めるので弾が銃身の内側の幅より少し大きめ。その中を無理やり通っていくので、ライフリングの溝に沿って回転することになる。
説明の絵では、銃身と弾に隙間があった・・・残念・・・