コンピュータ系の業界にいると必ず存在する「常駐」という仕組み。
それについて、別の方のブログにも書かれていた。
「常駐」というのは、確かにお金も入るしプロジェクトを失注する機会も減り、中の情勢も知ることができます。
ただ、「常駐」している人にとっては、本当に大変です・・・
完全な常駐と半常駐とか常駐でも色々なものがありますが、常駐ってグループ会社内でも行われているので、以外と多いんです。
グループ会社ならいいじゃない・・・と思うかも知れませんが、子会社から親会社への常駐って結構しんどいです。
親会社の社員からは、それこそ「奴隷」のような対応になり、基本的に「命令する側」と「される側」になります。
ところが、社外に出ると親会社の社員のよう対応をしないといけません。説明するのも難しいのですが、A社のシステムとして顧客先に提案したり、稼動しているシステムがあるとします。
実際には、A社の子会社が開発したシステムがメインでA社はほとんど関係していないような状況であった場合に、A社に常駐して対応するとなると全て常駐した子会社の人間が対応します。
問題があって説明に行くのも、子会社の人間。実際に対応するのも子会社の人間。でも、いる場所って親会社にいるのです。言われるわけです。色々と・・・「どう対応するのか?」とか「なにが原因なの?」とかね・・・
でもね、聞いたからって何もしないんです。文句しか言いません。
そういう状況ってのは、普通に沢山存在しています。これが、顧客先への常駐となれば尚更・・・
ただ、常駐先によっては顧客先のほうがいい場合もあります。というのも、常駐することで、営業とかを呼んで説明したり対応してもらう時間が減ります。
中の状況も理解してもらえるので、対応も的確だったりします。そうやって、中にいることで逆に信頼してもらえて、同じ仕事をすることで仲間意識的なものが育つ場合もあります。
ただ・・・金融系を除いては・・・
金融系の会社に常駐した場合は、なにかしら問題がある場合が多く、やはり独特なのか長くは居られないようです。
話によると派閥争いも凄いそうで・・・金がもろに絡んでいるからでしょうか?
常駐する人というのは、会社を代表している部分もありますし、重要な部分なのですが、以外と新人に近い人が送りこまれる場合もあります。
勉強がてらに行ってこいという感じでしょうか。
本当は、社内でも優秀な人を送るべきなのですが、そういう仕組みにはなっていません。
完全な常駐という意味では経験がありませんが、親会社と仕事をすることはとても多かったので、肩身の狭い経験というのはずっとありました。
IT土方なんて言葉もありますが、本当にそう思います。この業界も変わって欲しいものです・・・