最近は、お寺の経営(?)も厳しいという話を聞く。自分の周りで考えても、「お寺」に関しては、大きなお寺に行って参拝する程度で、年間で使うお金で考えても1,000円にもならない。
お寺の檀家さんになっているのは、親の世代で自分とは今のところ関係ない。そう考えても、お寺が経営的に厳しいのはわかる。しかも、コンビニの数より多いっていうじゃないですか。
ちょっと調べてもみても、寺が75,000くらいでコンビニが、40,000くらいだとか。コンビニって以外に少ない。家の周りを歩いていても、寺のほうが確かに多い。「ファミマ」なんて、周辺には全くない。2kmほど歩かないと。それでも、東京はまだまし。
そこで、文化庁で調べてみた。
そしたら、全国の宗教法人の信者数って1億9000万人(平成26年のデータ)いるのね・・・オイオイ、総人口越えてるやん。
信者数のカウントって、神社だと初詣の人の数もカウントしたりするらしいから、「信者数」って正確なデータとは言えないな。
仏教系の宗教法人数で見てみると、包括宗教法人、被包括宗教法人、単立宗教法人とある。
包括宗教法人 11
被包括宗教法人 74,505
単立宗教法人 2,547
包括宗教法人というのは、大きな宗派という意味なのか?わからないけど、実際の宗教法人としては、被包括宗教法人と単立宗教法人を足すと77,052という数になる。
コンビニの数は、5万軒くらいまで増えているけど、やっぱり寺のほうが多い。これに、神社はカウントしていないので、神社までカウントすると・・・
被包括宗教法人 82,949
単立宗教法人 1,969
神社だけで合計で、84,918にもなる。神社も多い。コンビニより多いのは、数字でも理解できる。
しかし、仏教系と神社系の数なので、それ以外のキリスト教とか入れるともっと増える。
どんだけ、宗教施設が多いのだろう・・・
コンビニですら経営が厳しいと言われている時代。これだけの数の寺や神社があれば経営が厳しいのは一目瞭然。
そもそも、これだけ数が多いのは江戸時代には、役所の代わりのように人の出入りの管理などを行っていたので、増えた・・・というか増やしたので、本来はそこまで数は必要ないのだろう。
江戸時代になってから、神社が増えて村の鎮守様が変わったなんて話も神社の由緒に書いている場合もある。そうなると、人為的な理由で出来た神社なんだろうから・・・以下略。
人口は減っていくので、当然信者数も減っていく。これは、仕方ない。亡くなる人は、増えるのでお寺としては葬儀が増える。しかし、信者が減っては元も子もない。
宗教法人の統廃合も増えていくかもね。